阪神・佐藤輝 “夢ふくらむ”聖地8発「センターに放り込めたら」広くても、浜風吹いても関係ない!

[ 2021年3月4日 05:30 ]

<阪神全体練習> 甲子園での初練習を終えポーズを決める佐藤輝(左)と中野(撮影・大森 寛明)
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 阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21=近大)が3日、甲子園での全体練習に参加。プロ入り後初めて本拠の土を踏んだ。フリー打撃ではバックスクリーン左への推定140メートル弾を放つなど、8本の柵越え弾を披露。宜野座キャンプで発揮した圧倒的な長打力を、聖地でも変わらず に見せつけた。

 初めて踏みしめた聖地でも、圧巻の長打力は映えまくった。1日に宜野座キャンプを打ち上げ、この日が甲子園での初練習。並の選手なら圧倒される広さを前にしても、佐藤輝は悠然とアーチを描き続けた。

 「(打撃の状態は)順調だと思います。右中間、左中間は広いと思うけど、センターは変わらないと思うんで。あそこに放り込めたらいいと思います」

 34スイング目に右翼席へ“甲子園1号”を放つと、もう止まらない。ラスト58スイング目は、バックスクリーン左の中段に突き刺さる推定140メートル弾だ。8本の柵越え弾のうち、実に6本が中堅方向へのアーチ。その言葉どおり、バックスクリーン弾を連発した。

 「(浜風の存在を問われ)だからこそ逆方向が重要になってくる。その技術を上げていければ」

 この日はほぼ無風だったが、名物・浜風についても着々と対策を練る。左打者にとっての天敵と、ケンカするつもりはない。これまで同様に、心がけるのはセンターから逆方向。それこそが、アーチ量産への最短距離だからだ。矢野監督からは「まだまだプロとしての経験はないから、経験を積みながらどう成長していくかを、俺らも見ていく形になる」と温かな眼差しを向けられた。

 「広いな…とまずは思いました。スタンドが広いなと。外野の守備をやる上でフェンスの形状も特殊なので、これから頭に入れてやりたい」

 午前中のシートノックでは左翼と三塁の位置で軽快に打球を処理した。近大でも甲子園でプレーしたが、当時の主戦場は三塁。外野守備で必要な球場の特性は、ここから徐々にインプットしていく。

 「これ(スタンド)がいっぱいになると考えたら、すごいなと思う。そこでプレーできる日を楽しみにしたいと思います」

 5~7日の博多遠征を挟み、9、10日には甲子園での初実戦となる広島戦が控える。「しっかり開幕までまだまだアピールして、結果を残せるようにやっていきたい」。実戦11試合で打率・366、2本塁打、9打点をマークした沖縄はもう過去の話。開幕スタメンへ、貪欲に結果を求め続ける。(阪井 日向)

 ▽甲子園のバックスクリーン弾 本塁―中堅118メートルを超える飛距離が必要。チームの過去2年では、19年の甲子園34本のうちマルテ、大山、福留の3本。20年は52本のうちサンズ(2)、ボーア、糸井、大山の4人5本がバックスクリーン弾だった。

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