新海屋ベースボールクラブが船出 水産業から全国目指す

[ 2021年3月4日 13:49 ]

北浦町の海を背にポーズをする新海屋の小川社長、神谷監督
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 ブリ、カンパチなど養殖魚の加工、販売を行う新海屋(本社・宮崎県延岡市)が社会人硬式野球チーム「新海屋ベースボールクラブ」を立ち上げた。仕事と野球の両立を掲げ、都市対抗野球、日本選手権出場を目指す。新海屋の小川裕介社長、SUBARUで活躍した神谷譲二監督に今後の展望などを聞いた。

 風光明媚(めいび)な景観が広がる。新海屋の本社がある延岡市北浦町。阪急、オリックスで活躍した福良淳一氏(現オリックスGM)の出身地で、九州屈指の漁港もある。まき網船での漁業や、養殖漁業が盛んだ。新海屋の小川社長は「まき網船は主にアジ、サバ、イワシが豊富に取れます。養殖もカンパチ、ブリ、マダイの生産が盛んです」。そんな北浦から鮮度抜群の「新海屋ベースボールクラブ」が誕生した。

 都市対抗が行われる東京ドーム、日本選手権が行われる京セラドームを目指す。延岡学園野球部出身の小川社長は「仕事と野球を両立しながら、地域と水産業を盛り上げたい」と意気込む。

 チームは昨年12月に入団テストを実施し、6人を採用。ほかに外部からの入部希望者を合わせて、3月から本格始動。選手は新海屋の社員として働きながら全力投球する。

 指揮を執るのは神谷監督。延岡学園時代の91年夏の甲子園に黒木知宏(ロッテ)とともに出場し、富士重工(現SUBARU)では主軸として06年の日本選手権優勝に貢献。都市対抗には補強選手を含め8年連続出場するなど社会人で19年間プレーした。

 「社会人野球のチームが少なくなっている中でチームをつくりたいという気持ちに感動しました。経験を伝えていきたい」

 指揮官が大事にするのは「会社の仕事」だ。「会社からお給料をもらっている。野球だけやっていればいいんだろうという考えはダメ。ありがたい環境があるので、野球を通じて会社と地域に恩返しがしたい」と話した。

 昨年の都市対抗には創部2年のハナマウイ(千葉県富里市)が初出場している。土台さえ整えば新海屋にも大きな可能性がある。小川社長は「春から(選手勧誘など)動いていきたい。この地区で仕事と野球が両立できることを知ってもらいつつ、いいチームをつくっていきたい」と語った。

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