1年前とはまるで別人…オリックス・紅林 体重も、ウエートも、打法もびっくりのスケールアップ

[ 2021年3月4日 09:00 ]

オリックス・紅林弘太郎
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 「人って1年で、こんなに変わるのか」と正直驚いた。オリックス・紅林弘太郎内野手(19)だ。2月23日のロッテとの練習試合では「7番・遊撃」で出場し2打席連続の3ランで6打点。宮崎キャンプ中の実戦でチームトップの4本塁打などアピールしており、ブレークの予感が漂う。

 「去年は投手の球に当てるのが精一杯だったのですが、今年は長打など、結果が出始めていると思います」

 駿河総合高から19年ドラフト2位で入団。当時から高い打撃技術は他球団からも評価されていた逸材だった。昨季終盤に1軍昇格した時には「下半身がデカくなったなあ」という印象だったが、今では肩、首回りからして違う。筋骨隆々。1日4食、鶏肉を中心に摂取し肉体改造。入団当時84キロだった体重は、この1年で11キロ増の95キロと変貌した。宮崎でも地元の人気地鶏店「丸万焼鳥」の「モモ焼き」をテークアウトするなど食トレを継続。ウエートトレーニングも図り、バーベルスクワットの重量は、90キロから140キロと大幅に上がった。あどけない表情で、地元の銘菓「うなぎパイ」を手に入寮した1年前とは、まるで別人だった。

 飛躍を期して取り組むのが長打力アップで、打撃フォームの改良が、その一つ。右脇を空けて肘を高く上げた「フライングエルボー」と呼ばれる構えだ。エンゼルス・大谷や、メジャー通算最多762本塁打を記録したバリー・ボンズら、メジャーでは有名なスタイル。大きなテークバックや、最後にバットを強く押し込めることが可能とされる。「打球が去年とは全然違うと感じています」。パワーピッチャーが多いパ・リーグの好投手を攻略するには「強い真っすぐ」をはじくことは絶対条件だからだ。

 面構えも良い。ネットやファンの間では、日本ハム・中田翔に似ていると評判で、顔つきからも一本気な性格を感じる。センターラインの充実を考えれば安達の守備力と経験値は欠かせず、紅林は三塁に回る可能性が高いが、「ショートにこだわりたいです。ショートでレギュラーになりたい」。高卒2年目での「開幕遊撃」となれば球団史上初。飛躍のきっかけをつかむシーズンとなるか、紅林から目が離せない。(記者コラム・湯澤 涼)

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