広島・誠也 新打法を改良「いい部分は残し、悪いところは工夫して」究めるため開幕後も試行錯誤

[ 2021年3月4日 05:30 ]

本拠地で再開した全体練習に復帰し、ロングティーに汗を流す広島・鈴木誠
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 広島は3日、マツダスタジアムで全体練習を再開した。2月27日の巨人戦で右膝付近に投球を受け、別メニュー調整していた鈴木誠也外野手(26)も4日ぶりに復帰。さっそく居残り特打などに汗を流した。軸足に体重を残し、投球軌道に沿ったアッパー気味のスイングに挑む今春。新境地開拓へ、主砲は課題と向き合いながら新打法を究める意向だ。

 沖縄キャンプと同じ陣容の投手17人、野手19人が臨んだ本拠地での全体練習。2月27日の巨人との練習試合で右膝付近に投球が当たり、別メニューで調整していた鈴木誠も4日ぶりに復帰し、フリー打撃や右翼での守備練習などに汗を流した。

 「まだ完璧ではない」という患部には痛みが残り、ショートダッシュや走塁練習は慎重を期して軽め。それでも「単なるヒマつぶしです」と言いながら全体練習後には自主的にロングティーをこなし、長野や野間ら4選手と約40分間にわたる居残り特打にも励んだ。

 「打ち方もそうですが、いろんなことを試しながら、1カ月間は根気強く続けてみようと決めていた。長所と短所が当然あるので、いい部分は残し、悪いところは工夫して…という感じで今日は練習しました。自分の中では良かったです」

 新境地開拓に挑む今春。打撃の形は大きく変わった。左足を高く上げて軸足に体重を残し、投球軌道に沿ってアッパー気味にスイング。バットのヘッドを返さずに振れば三遊間への凡打は減り、ファウルなら再び勝負できる…という発想だ。

 5年連続3割、25本塁打の実績に満足することなく、さらなる高みを見据えた鈴木誠ならではのチャレンジ。「いろいろやっている最中です。打ち方が変われば見え方も変わるので、あとはそういうところ」。課題には高低の見極めを挙げた。

 「緊張感を持って練習していたし、声も出ていた」。佐々岡監督は全体練習をそう振り返る。居残り特打までこなした鈴木誠については「大丈夫そう」とし、6日の対ヤクルトオープン戦(マツダ)にも「うん。いけると思う」と語った。

 開幕までのオープン戦は12試合。主砲は3・26にとらわれること無く、長期的な視野で新打法を究めたい考えだ。「開幕後も課題は出てくる。(打撃に)完璧はないので。3月26日までにできる限りのことをやって、またそこからですね」

 究めた先にどんな成果が出るのか。求道者の近未来が楽しみだ。(江尾 卓也)

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