阪神・糸井 初のフルメニュー消化「試合に出られるかもところまで来た それが一番うれしい」

[ 2020年2月20日 05:30 ]

ベースランニングで軽快な走りを見せる糸井(撮影・椎名 航)
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 ついに戦闘態勢だ。阪神の糸井嘉男外野手(38)が19日、第4クール2日目にして初めてフルメニューを消化した。「出られるということが一番うれしい」と、23日の広島とのオープン戦(コザしんきん)で予定されている今季初実戦に向けて、気持ちの高ぶりを表現した。

 「まずは、試合に出られるかもしれないというところまで来たので、それが一番うれしいです。メスまで入れたのでね。出られるということが一番」

 昨年10月に受けた「左足首の関節鏡視下クリーニング術及び靱帯補強術」の影響もあり、一部別メニューの日々を過ごしてきたが19日目にしてフルメニューを解禁した。初めて全体でのベースランニングに参加すると、シートノックでは2日続けて右翼へ。ランチ特打では今キャンプでのチーム最多18本の柵越えを放った(69スイング)。14発でド肝を抜いた初日のボーアを軽く上回り、全開ぶりを、豪快に見せつけた。

 さらに、午後のメイン球場で若手がフリー打撃を行うなか二盗の練習を敢行。ケガの原因となったスライディングを何度も繰り返した。その後の室内練習場でのマシン打撃は実に40分以上にも及び、仕上げのウエートトレーニングまでみっちり鍛錬。球場をあとにしたのは午後4時。いつもは同便の福留よりも後のチームバスで、若手と一緒に引き上げ、1日を終えた。

 当初の予定通り23日の広島戦で今季初実戦にのぞむ。矢野監督は「別に状態が遅れてるとかは何もないのでね」と順調ぶりに目を細め、「1番に入ったら相手も嫌だろうしね。それはオープン戦をやっていく中で決めていくこと。その1つとしてヨシオの1番はあると思うしね」と、かねて描く「1番・糸井」構想を再度口にした。

 報道陣から伝え聞いた糸井は気合十分。「1番!?」と目を見開いて聞き返したあと、「どこでもやりがいを感じてやりたいですね」と力を込め、「でも、まずは、試合に出られることがうれしい」と繰り返した。

 キャンプ初日から話題をさらってきたのは新外国人や勢いのある若手選手だった。だが、打線の中心に座ることが約束されているのは現状、この男だけと言える。2020矢野阪神の最大のキーマンの戦闘態勢が、ついに、ととのった。
(巻木 周平)
 

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