オリ、チーム一丸 伝統のユニホームに恥じない戦いぶりを

[ 2020年2月20日 09:30 ]

<オリックス春季キャンプ>2種類の復刻ユニフォームを着て記念撮影のT-岡田(左)と安達(撮影・後藤 大輝)
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 「いつも、そういう気持ちで試合に臨んでいるんだけど、やっぱりね」。キャンプ休日の18日、西村監督がアドバイザーを務める宮崎市内のバッティングセンター「ファンキースタジアム宮崎」を訪問した際に、感慨深げに語ったのが復刻ユニホームの着用だった。

 今季オリックスが使用するのは2種類。その一つが、阪神・淡路大震災発生から25年を迎えた「THANKS KOBE~がんばろうKOBE 25th~」と題した企画で着用するもの。神戸市のほっともっとフィールド神戸で行われる全8試合で「がんばろうKOBE」を合言葉にリーグ優勝した1995年の復刻ユニホームだ。

 1月17日の阪神大震災で本拠地・神戸が甚大な被害を受けたチームは「がんばろうKOBE」のスローガンのもと開幕。序盤は出遅れたものの、6月は19勝4敗1分けの快進撃。以降は首位を独走し、9月19日に阪急時代の84年以来11年ぶりのリーグ優勝を決めた。

 ロッテ14年目のシーズンだった西村監督は、開幕戦で「1番・中堅」を担うなど奮闘。振り返ったのは9月15日からの3連戦、オリックスの本拠地優勝が懸かった直接対決だった。「伊良部と小宮山、ヒルマンでね」。エース級の3本柱で3タテに成功し目前での胴上げを阻止。一矢報いた形だが、チームは2位だった。胸の内には様々な思いがよぎるはずだが、「いろんなこともありましたけど、やっぱり強かった」。強敵だったと認めているからこそ、その戦闘服をまとう以上は、無様な姿を見せられないという思いがある。

 4月25日の西武戦(京セラドーム)では、「誇り高き闘将 西本幸雄メモリアルゲーム」と題して開催する。同日が阪急、近鉄などを率いパ・リーグ8度の優勝に導いた故西本幸雄氏の生誕100年で名将を弔う一戦。西本氏が前身の阪急を初優勝に導いた67年当時のホームユニホームを復刻させ、チーム全員が西本氏の背番号「50」を背負って臨む。西村監督は、「こういうユニホームを着る時は特に負けられない。選手もね、みんなもそうだと思うけど、どうあっても、負けられないです」と繰り返した。

 今季は超大物助っ人のアダム・ジョーンズが加入し、吉田正との相乗効果に期待大。投手は山岡、山本のダブルエースに、左腕エース候補の田嶋が状態良化。台湾代表として参戦した昨秋「プレミア12」で“投手3冠”の張奕、K―鈴木に榊原と有望株が並ぶ。他球団スコアラーは概ね「とにかく投手陣が良い。強いチームだと思う」と口を揃えており、前評判は高い。昨季最下位からの逆襲へ。監督やコーチ、選手が一丸となって、伝統のユニホームに恥じない戦いぶりを示していく。(記者コラム・湯澤 涼)

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