張本氏 高木氏悼む「彼は義理堅い男で、筋も通す。日本男児だった」

[ 2020年1月19日 05:30 ]

NPB80周年ベストナイン ~Best nine of 80 years~に選ばれる(前列左から)吉田義男、長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督、ソフトバンクの王貞治球団会長、高木守道。(後列同)福本豊、山本浩二、張本勲の各氏
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 高木守道氏の訃報に張本勲氏(79=スポニチ本紙評論家)は「非常に残念だ。本当に急で…。残念でならない」と言葉を絞り出した。昨年12月5日、立浪和義氏の殿堂入りパーティーで会ったばかり。「ゴルフに行こう、と話していた。元気だったのに…」とショックを隠せない様子だった。

 張本氏は高木氏の中日監督時代、臨時コーチとして何度も春季キャンプに足を運んだ。大豊(泰昭)、山崎(武司)ら長距離砲を育ててほしいと頼まれたという。「彼は義理堅い男で、筋も通す。日本男児だった」と張本氏。現役時代のプレーについても「二塁手として、走攻守合わせて歴代No・1だと思う。派手さはないが、バックトスも正確無比だった」と振り返った。

 ▼杉下茂氏(94歳で入団当時の監督)凄く練習熱心だった。昨年のOB総会では向こうから声を掛けてくれた。それだけにショック。

 ▼巨人原監督 ミスタードラゴンズとして、長年にわたってセ・リーグ、野球界を引っ張ってこられました。私たちにとっては良きライバルであり、勝負の中で多くのことを教えていただきました。

 ▼日本ハム栗山監督 高木さんは(走者に)タッチしながらボール(送球)を捕るプレーなど、極めたからこそできる野球の面白さを見せてくれた。大先輩の残したそうした魂を引き継げるようにしないといけない。

 ▼大村秀章愛知県知事 ドラゴンズ一筋で21年間活躍され、走攻守が全て超一流の昭和を代表する名選手でした。中日ドラゴンズ、日本プロ野球界の偉大なレジェンドで、愛知県民の誇りでした。

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