阪神・高橋 母校・亜大で合同自主トレ 先輩のDeNA・山崎から侍での共闘期待

[ 2020年1月19日 05:30 ]

亜大で自主トレを行った高橋遥らは、地元の少年少女と記念撮影
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 阪神の3年目左腕・高橋遥人投手(24)が18日、母校・亜大での6球団13選手による合同自主トレに参加した。プレミア12で守護神を務めた3学年先輩にあたるDeNA・山崎からは、来たる東京五輪での共闘を期待された。

 「自分もまだ選ばれていないので一概には言えないですけど、いずれは日本を背負うようなピッチャーだと思う。これからどうなるか分かりませんけど、同じユニホームでやりたいという気持ちはありますね」

 東京五輪の守護神最有力候補に、能力の高さに太鼓判を押してもらった。高橋自身は「全く考えてません…。シーズンで結果を残してこそ代表になれる。おこがましいです…」と控えめ。確かに、過去2年で通算5勝という実績は物足りないが、150キロを超える速球を持ち潜在能力は計り知れない。昨年6月20日の楽天戦を視察した侍ジャパン・稲葉監督からも「長打を打たれないというのは非常に魅力的」と評価され、代表候補の一人として認められていた経緯もある。

 もちろん、夢の舞台に近づくための課題はたくさんある。山崎と同じタイミングでブルペン投球を実施し、その1つを痛感した。「きついメニューの後でもキャッチャーミットがブレない。1年生の時からずっとすごいと思って見てきましたが、改めてまだまだだなと思いました」。体幹トレーニングなどで全身をいじめた後だけに乱れが生じた自身とは違った。8月が1勝4敗、防御率4・41、9月は0勝3敗、同9・82と肝心の勝負どころで踏ん張り切れなかった昨季。間近で見る先輩はまさに、生きた教材だ。

 前夜には5学年先輩で17年パ・リーグ最多勝右腕のソフトバンク・東浜と食事をともにした。球場の特徴や打者との相性を“予習”する重要性を説かれたという。偉大な先輩たちから吸収したノウハウを実践し、活躍できれば、夢の舞台も決して遠くはない。(巻木 周平)

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