阪神・望月“大魔神フォーク”来季こそ!今春Cで佐々木氏助言も未完成「ウイニングショットが必要」

[ 2019年10月22日 05:30 ]

キャッチボールをする望月
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 宮崎で開催されているフェニックスリーグに参加中の阪神・望月惇志投手(22)が21日、飛躍を期す来季へのメインテーマを明かした。

 「ずっと思っていることですが、これという決め球を手に入れること。それがあれば、バッターは“追い込まれたくない”という思いで初球から手を出してくれて、結果、球数が減ったり。先発投手としての幅が広がります」

 今季は先発でプロ初勝利を挙げるなどキャリアを重ねた一方、巨人とのCSファイナルS初戦で岡本に甘いフォークを被弾するなど力の差を見せつけられた。悔しさを持ったまま乗り込んだ宮崎で目にしたのは、テレビに映る日本シリーズ第1戦だった。フォークを決め球とするソフトバンク・千賀、巨人・山口の投げ合いを前に「自信を持って投げられるウイニングショットが必要だと改めて思いました」と、足りないものが明確になった。

 球種は「一つではない」が、軸にしたいのは“大魔神フォーク”だ。今春キャンプで日米通算381セーブの佐々木主浩氏から助言を受け「1年間その方法で投げ続けてきました。教えていただいたことが最近やっと“そういう意味だったんだ”と分かるようになってきた」。握り方などの感覚をつかむまでに時間を要したが、板についてきた。「ものにできれば中心にして攻めていける」と飛躍の武器にするつもり。それを生かすための直球の精度も同時進行で磨いていく。

 チーム休日だったこの日は、先発予定の22日の西武戦(南郷)に備え「木の花ドーム」で汗を流した。5年目の覚醒を目指し、宝刀習得にトライを続ける。(巻木 周平)

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