メジャーのタイトルホルダーが確定 アロンソは初の新人での本塁打王

[ 2019年9月30日 12:42 ]

新人ながらナ・リーグの本塁打王となったメッツのアロンソ(AP)
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 大リーグは29日にレギュラーシーズンの全日程を終了し、各部門のタイトルホルダーが確定。ナ・リーグではメッツの新人、ピート・アロンソ(24)が161試合に出場し、53本塁打を放って本塁打王となった。

 近代野球と呼ばれる1901年以降、新人資格を持っていた選手が本塁打王となったのはアロンソが史上初めて。打率は・260で打点はナ・リーグ3位の120だった。

 ア・リーグではロイヤルズのホルヘ・ソレア(27)が48本で初タイトル。ロイヤルズの選手が本塁打王となったのも史上初めての出来事となった。

 ア・リーグの首位打者はホワイトソックスのティム・アンダーソン(26)が・335(出場122試合)でタイトルを獲得。昨季の打率は・240だったが、メジャー4季目の今季は見違えるような成績を残してチームでは史上3人目の首位打者となった。

 一方、ナ・リーグではブルワーズのクリスチャン・イエリチ(27)とダイヤモンドバックスのケーテル・マルテ(25)の争いとなったが、・3292のイエリチが・3286のマルテを「6毛差」で退けて2季連続のタイトルを奪取。ただし最後まで2人が競り合ったのではなく、イエリチは9月10日に右膝を骨折、マルテは同17日に腰痛で戦列を離れ、どちらもその後は出場していなかった。

 打点王はア・リーグがホワイトソックスのホセ・アブレイユ(32)が123で、ナ・リーグはナショナルズのアンソニー・レンドーン(29)が126でそれぞれ初のタイトルを奪取。盗塁部門ではマレックス・スミス(26)が46でア・リーグの1位となり、ナ・リーグでは41本塁打を放ったロナルド・アクーニャ(21)が37で盗塁王となった。

 ア・リーグの最多勝はアストロズのジャスティン・バーランダー(36)で21勝(6敗)をマークし、てタイガース時代を含めて3度目のタイトルを奪取。2位は最終戦で自己最多の20勝目を挙げた同じアストロズのゲリット・コール(29)で、防御率部門では2・50のコールが、2・58のバーランダーを上回って1位となった。

 またコールは両リーグ最多の326奪三振をマーク。最終戦を含めて9試合連続の2ケタ奪三振と、完投なしでの300奪三振達成はいずれもメジャー史上初めてとなった。

 ナ・リーグではナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ(31)が18勝(6敗)で最多勝。防御率部門ではドジャースの柳賢振(32)が2・32で1位となった。

 セーブ王はア・リーグが66試合に登板したアストロズのロベルト・オス―ナ(24=38セーブ)で、ナ・リーグではは60試合に登板したパドレスのカービー・イエーツ(32=41セーブ)がタイトルを獲得した。

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