早大・加藤主将が絶叫V撃 ゼロ行進31イニングでストップ

[ 2019年9月30日 05:30 ]

東京六大学野球   早大6―2明大 ( 2019年9月29日    神宮 )

今季チーム初得点、32イニング目の得点を叩き出した早大・加藤主将
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 2回戦2試合が行われた。3試合連続零敗の早大は主将を務める加藤雅樹外野手(4年)の先制打で今季32イニング目の初得点を挙げるなど、6―2で1勝1敗のタイとした。

 悪夢を断ち切った。5回2死満塁から加藤が中前適時打を放つと中堅手が後逸する間に自らも絶叫しながら生還した。「あんなに声を出したのは高校以来。死に物狂いでした」。前の打席まで13打数無安打で、チームも31イニング連続無得点。今春から41イニング連続無得点だった。小宮山監督は「劇薬」として先発落ちも検討したが、練習中に「お前と心中だ」と耳打ち。加藤は「うれしかった」と意気に感じ、指揮官も「重圧を一人で背負って頑張った」と称えた。

 早実時代は日本ハム・清宮の2年先輩で甲子園でもアーチを描いた。30日は明大のエース森下と再戦。「楽しみながら勝てれば」。2年春に首位打者に輝いた4番が大学最強右腕を打ち砕く。 (伊藤 幸男)

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2019年9月30日のニュース