DeNA筒香CS間に合った フリー打撃で全快20発 30日にも1軍合流

[ 2019年9月30日 05:30 ]

打撃練習を行うDeNA・筒香
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 力強い打球が何度も、右翼後方の防御ネットに突き刺さった。右手小指の打撲でリハビリ中のDeNA・筒香が、横須賀市内の新2軍施設「DOCK」で打撃練習。フリー打撃では51スイングし、6連発を含む20本の柵越えを披露した。

 「痛みも腫れもないし、問題ありません。状態も良いです」

 フリー打撃前には、育成ドラフト1位で入団した新人の宮城と対戦。19日の広島戦で死球を受けて負傷して以来となる投手の生きた球を30球、しっかり目に焼き付けた。柵越えはなく空振りする場面もあり、対戦後には「ナイスボール」と19歳右腕に声を掛けた主砲は「後輩に投げてもらって球を見られて良かった」と感謝した。

 笑顔で「全快宣言」が飛び出し、リハビリ生活を終えた。10月5日から始まるCSファーストSでの復帰に向け、きょう30日にも1軍に合流する。チームは10月1日に紅白戦、2日に社会人との練習試合と2試合の実戦を予定しているが「出ます。あとは実戦で上げていく」と力強く話した。初めて本拠地の横浜スタジアムで行うCSへ、主砲で主将という最強のピースが戻った。

 目の前で巨人に優勝を決められた21日は、負傷で試合に出ることができなかった。悔しさを晴らすためにも「ホームで試合ができることは光栄」というハマスタから勝ち上がり、ファイナルSで巨人を倒して日本シリーズへ。3位から同シリーズに進出した2年前はソフトバンクに敗れた。日本一に向け、筒香が「下克上の道」をけん引していく。 (町田 利衣)

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2019年9月30日のニュース