阪神・近本 後藤次男に並ぶ球団新人3位シーズン129安打 最終打席で快音

[ 2019年8月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7-4ヤクルト ( 2019年8月24日    神宮 )

9回2死、近本は左中間二塁打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 このままでは終われない思いをフルスイングに乗せた。9回2死での最終打席で阪神・近本のバットから快音がやっと響いた。

 「(最近)逆方向への強い打球が少なかったので、いい形で出せたと思う」

 カウント3―1から145キロ直球を振り抜いた打球は左中間を破ってワンバウンドでフェンスに当たる二塁打。理想でもある逆方向への力強い快打で、今季8度目の先発野手全員安打を完成させた。

 4回2死三塁の好機で3球三振に倒れるなど第4打席まで「H」ランプをともすことができず、曇りがちだった表情も最後に晴れた。苦しみながら出た1本はシーズン129安打目。前夜並んだばかりの赤星憲広(スポニチ本紙評論家)を抜き、後藤次男に並ぶ球団新人歴代3位へ上がった。

 目標の人物を抜き去っても試合後は「全然気にしてない」と多くは語らなかった。立ち止まることなく、高みを見据える背番号5の戦いはまだ終わっていない。(遠藤 礼)

 ▽後藤次男(ごとう・つぐお)の1年目 4番打者として活躍した法大から1948年入団。新人ながら主に6、7番で全140試合出場を果たし、シーズン129安打は98年に坪井智哉が135安打で更新するまで長らく球団新人記録だった。2年目の49年は「ダイナマイト打線」の1番を担い、51年にリーグ最多の155安打など57年の現役引退まで通算923安打。守備では初年度114試合で守った二塁をはじめ、投手と遊撃以外の7ポジションを経験している。69、78年の2度阪神監督。温厚な人柄と風貌から「クマさん」の愛称で親しまれた。

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