佐々木 抑えもOK!9回無安打零封締め 最速153キロ「力加減は7、8割」

[ 2019年8月25日 05:30 ]

練習試合 第1試合   高校日本代表5―0駒大 ( 2019年8月24日    東京都内 )

<駒大・U18日本代表>左胸に日の丸の入ったユニホームで力投する佐々木(撮影・木村 揚輔)
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 「第29回WBSC U18(18歳以下)ワールドカップ」(30日開幕、韓国・機張)に出場する高校日本代表は24日、東京都内で駒大とダブルヘッダーの練習試合を行った。今秋ドラフト1位候補の163キロ右腕・佐々木朗希投手(3年=大船渡)は第1試合の9回に登板。岩手大会準決勝以来1カ月ぶりの実戦で最速153キロを計測し、無安打無失点で勝利に貢献した。抑えの適性も示し、日の丸実戦デビューを飾った。

 左足を大きく上げるダイナミックなフォームで放たれた直球がミットを叩き、激しい衝撃音が響いた。佐々木が投じた1球目に、球場周辺からは「おお!」と歓声。非公開の練習試合でも、剛腕の噂を聞きつけたファンが球場の道路沿いに約100人集まっていた。

 「(力加減は)7、8割。久しぶりの投球で難しいところはあったけど、しっかり対応はできたかな」

 駒大との練習試合で第1試合の5―0の9回に登板。先頭の新田を一球もかすらせずに空振り三振に仕留めると、1四球のみの無安打に抑えた。全力ではなくとも、最速は153キロを計測した。

 岩手大会決勝では投げることなく敗戦。悔し涙を流したが、目標を今大会に切り替えた。ライバルであり、同僚になる奥川の甲子園での活躍も「(登板試合は)全て録画した」と刺激を受けた。ブルペン入りは実に3日に1回の間隔で継続し、肩をつくってきた。

 「今までやってきたこと。足りないことを補う練習をしてきた」。実戦は一関工との準決勝以来、ちょうど1カ月ぶり。満を持して代表デビュー戦に臨んだ。中学3年時のKボール選抜「オール気仙」以来となる抑え起用に「(先発と違って)自分でリズムをつくれないので難しい」と本音も漏らしつつ「何球かは質のいい球がいった」と好感触も得た。

 永田裕治監督は佐々木の起用法について「まだもう少し様子を見て」と話しつつ「球数制限もあるので。配分は考えていかないと」と短いイニングでの登板についても示唆した。基本は先発の役割が予想されるが、“ここぞの場面”でマウンドを任される可能性もある。佐々木も「少し不安はあるけど、ここまできたらやるしかない。頑張っていきたい」とフル回転を誓った。

 この日夕方に甲子園決勝を戦った星稜コンビが合宿に合流。奥川の恋女房・山瀬とは相部屋になり、バッテリーとして親交を深めていく。「まだまだ(投球が)完璧でないので、満足せずに高めていきたい。代表に選ばれなかった選手の思いも背負って、世界一を獲りたい」。甲子園に行けなかった悔しさを糧に、世界一をつかむ。(武田 勇美)

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