ロッテ江村、プロ初本塁打が満塁弾 9年目苦労人「時が止まったような感覚」

[ 2019年6月3日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ8―1西武 ( 2019年6月2日    ZOZOマリン )

4回2死満塁 満塁ホームランを放つ江村 (撮影・白鳥 佳樹) 
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 いつもは短く持つバットを長く持った。2―0の4回2死満塁。ロッテ・江村は西武・松本航の直球を左翼席中段へ運び、プロ9年目で初本塁打を放った。それも誰もが驚いたグランドスラムだ。

 「ちょっと振ってみようと思った。どうやって打ったか覚えてません。時が止まったような感覚でしたね」

 プロ初本塁打が満塁弾は84人目だが、9年目の達成は史上最も遅い記録だった。

 「運命を感じます」と江村。日本ハム・中田も同日、満塁弾を放ったと知らされた。同じ広島出身の先輩で背中を追い、大阪桐蔭に進学した。同じ大砲を目指したが、高校通算16本塁打で「(中田とは)生きる道が違う」とプロ入り後は同僚・荻野モデルのバットを使い、コンパクトな打撃を心掛ける。ただ、15年まで自主トレに入門し「しっかり振れ」と言われ続けた中田の言葉が突然、降りたかのようにこの打席だけはフルスイングした。

 「江村が一番いい仕事をした。まさかのホームラン」と井口監督。伏兵の一撃で2連勝し、借金も1に減った。故障離脱中の田村の陰に隠れた苦労人の捕手。客席で号泣する女性ファンもいた。「いつもありがとうございます」。江村はお立ち台から人なつっこい笑顔でそう礼を言った。 (福浦 健太郎)

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