阪神・守屋、誠也斬り!一発逆転ピンチで見逃しK 最高の「おじいちゃん孝行」

[ 2019年6月3日 06:10 ]

セ・リーグ   阪神7―5広島 ( 2019年6月2日    マツダ )

6回途中から登板した守屋 (撮影・奥 調)
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 “弱い自分”と決別だ。2番手の守屋が相手に傾きかけた流れを自力でたぐり寄せた。

 「あんまり(状況や流れのことを)考えても気持ちが先走って良い方向にいかないので、冷静にいこうと」

 そんな言葉が信じられないほど置かれた状況は酷だった。6回、ガルシアが味方の失策などで崩れて5失点。7点あったリードを一気に2点差に縮められ、なおも2死一、二塁で鈴木を迎えたところでバトンを託された。

 一発出れば逆転。震え上がりそうなマウンドでも、腕が縮こまることはなかった。2球で追い込むと、最後は4球目に投じた148キロの直球で見逃し三振。「最後たまたまシュート回転して…」。バックドアのような形で外角のボールからストライクゾーンへ切れ込んだ1球に相手の4番も手が出なかった。

 「あんまりマイナスに考えずにポジティブに。絶対抑えようという気持ちでいった」。

 ちょうど1年前は「別人」だった。昨年6月14日の日本ハム戦。7回1死一、二塁で中田と対峙したが、外角スライダーを4球続けた末に、左翼線への2点タイムリーを浴びた。バッテリーを組んだ梅野とともに猛省した試合。「逃げてしまったというか、後悔があります」と今でも悔しがる。奇しくも、この日と同じ4球だったが、中身は全く違った。信じてくれた矢野監督の期待にも応えた。

 今年、登板後に必ず、ある人からLINEが届く。「良かったな」「頑張ったな」。送り主は祖父・優さん。短い言葉でも温かみは伝わってくる。1人旅が趣味の優さんは、今春キャンプ中で沖縄を訪問。休日には美ら海水族館など1日、観光に付き合った。「ずっと応援してくれて、1軍で投げることをすごく楽しみにしてくれている。おじいちゃん孝行できてるのがうれしい」 信じてくれる人、支えてくれる人がいると強く実感する日々が守屋を成長させる。(遠藤 礼)

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