履正社・安田 ロッテで幕張ゴジラになる!「自分の魅力は本塁打」

[ 2017年10月28日 08:35 ]

ロッテ1位指名の履正社・安田は当たりクジと井口監督のサイン色紙を手に笑顔を見せる
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 「ゴジラ」のようなアーチストになる!ロッテからドラフト1位指名された履正社・安田は、大阪府内の同校で林信平球団本部長らから指名あいさつを受け、「自分の魅力は本塁打。ファンの皆さんを魅了できるホームラン打者になるのが夢です」と力を込めた。

 自分が歩むべき道を明確にした。約40分間の指名あいさつの席で、球団側から「何か質問はありますか」と聞かれると、「どういった育成方針でやっていただけますか」と素直な思いをぶつけた。球団側から長打力を期待されていることを聞くと「求められているものと自分が思っているものが違ってはダメだと思った。自信を持ってやっていきたい」と目を輝かせた。

 「共に頑張ろう」という井口監督のメッセージが書かれた当たりクジを受け取った。高校通算65本をマークした若者が思い描く姿は、日米通算507本塁打を放った松井秀喜氏だ。09年のワールドシリーズでかけたアーチは映像で見た。「歴史に残る本塁打。自分もそういう選手になりたい」と憧れる。目標に掲げた「本塁打王」は、ロッテでは86年の落合博満を最後に遠ざかる。左打者は77年レロン・リーのみで、日本人で獲得すれば球団史上初。タイトルを獲得すれば、球団の歴史に名前を刻むことになる。

 「東の清宮、西の安田」と呼ばれたライバルについても「清宮君を目標にやってきた高校3年間だったが、これから見るのはプロのレベル」と冷静そのものだ。「ここからがスタートなので一歩一歩成長できたら。1軍でプレーするという強い気持ちを持ってやっていきたい」と所信表明。18歳とは思えないほどの落ち着きで、新たなステージをしっかりと見つめた。 (町田 利衣)

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2017年10月28日のニュース