評論家予想はソフトB有利 有藤氏「相手に重圧与える柳田が鍵」吉村氏「ラミ監督神継投で下克上」

[ 2017年10月28日 10:50 ]

ティー打撃を行う柳田
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 【日本シリーズ本紙評論家予想】日本シリーズのポイントを本紙評論家の有藤通世氏(70)、来季から打撃総合コーチとして巨人に復帰する吉村禎章氏(54)が分析した。スポニチ評論家11人の日本一予想はソフトバンク8人、DeNA3人。パ・リーグ覇者が有利と出た。

【有藤】 ソフトバンクはCSの最後にグッとチーム状態が上がった。

【吉村】 DeNAも広島相手に4連勝ですから。シリーズは敵地スタート。ラミレス監督は勢いに乗って一気に、と思っているはず。

【有藤】 ともに打線は雰囲気がある。ソフトバンクは柳田の復帰が大きい。走攻守のキーマン。相手にプレッシャーを、味方には大きな勇気を与えている。

【吉村】 僕はロペス、筒香の後を打つ宮崎に注目です。走者がたまった場面で、彼のバット次第で大量点も可能になる。

【有藤】 私は内川と筒香の4番対決が楽しみだ。CSでは内川が4、筒香が3本塁打。内川は甘い球を一発で仕留めている。故障明けで、あれだけ体が反応するのはやはり並の打者じゃない。

【吉村】 ラミレス監督は強力打線を封じる意味でも早め早めの継投策にでると思います。

【有藤】 CSでも見事だった。

【吉村】 「ここを抑えれば」という試合の流れの見極めですよね。ラミレス監督は現役時代は4番を打って、相手のそういう継投が嫌だったはず。どんどん投手を代えることで、打者は対応が遅れる可能性もある。

【有藤】 先発陣の駒はソフトバンクの方が上。長いイニングの登板が見込めて、なんといってもサファテがいる。地元で初戦を取れば、4勝1敗の線もあると思うよ。

【吉村】 DeNAも福岡で1勝1敗、横浜で2勝1敗でいけば。とにかく、今の勢いを止めたくない。

【有藤】 「王者」対「下克上」か。盛り上がりそうだ。

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2017年10月28日のニュース