DeNA 勝負分かれた継投も…ラミレス監督「多くの選手が日本Sを経験できたのは良かった」

[ 2017年10月28日 22:23 ]

SMBC日本シリーズ第1戦   DeNA1―10ソフトバンク ( 2017年10月28日    ヤフオクD )

<ソ・De>5回の攻撃前に円陣を組むDeNAの選手たち
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 “下克上”で19年ぶりの日本シリーズ出場を果たしたDeNAはパ・リーグ王者に投打で圧倒され、出ばなをくじかれる結果となった。

 優勝した広島に14・5ゲーム差をつけられたセ・リーグ3位ながら、クライマックスシリーズ(CS)で阪神、広島を連続撃破し、日本一に輝いた1998年以来19年ぶりの日本シリーズ。だが、開幕投手に選ばれた井納が初回に1点を失い、2回にも長谷川勇に2ランを被弾して序盤で3点を失うと、5回にはさらに1点を与えた後で1死満塁のピンチを招いて降板に追い込まれた。

 そして、ここで2番手として登板した田中健がいきなりストレートの四球を与えて押し出しで1点を献上すると、さらに押し出し四球でもう1点を与えた後に柳田に2点適時打、今宮に2点適時三塁打。井納が4回1/3で7失点、田中健が2/3で3失点と5回で10点を失い、ここで勝負は決した。

 3番手・須田、4番手・平田、5番手・砂田は6回以降を1イニングずつ投げ、それぞれパーフェクト投球を見せただけに惜しまれる継投となった。

 ラミレス監督は「序盤に早く点を取ることが鍵だったが、それができなかった。こういう特別な雰囲気の試合。人間なのでナーバスになることもある。そうするといつもの自分になれない、出せない。普段は振っているようなボールを、見逃してしまったり」と悔やみながらも「多くの選手が日本シリーズを経験できたのは良かった。しっかり切り替えて明日ベストを尽くしたい」と前向きだった。

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