大谷「楽しみ」3連発!第1戦「8番・投手」濃厚、無敵の二刀流出陣

[ 2016年10月22日 05:30 ]

日本シリーズ第1戦 ( 2016年10月22日    マツダ )

練習中におどけた表情を見せる大谷
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 SMBC日本シリーズが22日、マツダスタジアムで開幕し日本ハムと広島が対戦する。21日の監督会議で予告先発を実施することが決定。初戦に先発する日本ハムの大谷翔平投手(22)は4年目で初の大舞台となるが、緊張感は見せずに「楽しみ」を計3回も口にした。セ・リーグの本拠地開催で打席にも立ち、打順は8番が濃厚。今季9試合で8勝0敗1セーブと無敵の「リアル二刀流」で重要な初戦に勝ち、10年ぶりの日本一に近づける。

 はにかむような笑顔を何度も見せた。それは慢心でなく自信だ。マツダスタジアムでの公式練習。初戦の先発マウンドを託された大谷は練習の最後にマウンドに立ち、イメージを膨らませた。

 「何とか初戦を取れるようにしたい。(広島とは)やる機会が少ない。一人一人、特徴のある打者が多い。打線として楽しみにしたい」。自身初の日本シリーズ。しかも広島は今季両リーグトップのチーム打率・272を誇る強力打線だが、2年ぶりの対戦を楽しむ余裕さえ見せる。セCSファイナルSで打率・833をマークし、MVPに輝いた1番・田中を抑えることが鍵となるが「打席に入った雰囲気とか、待ち方を見て決めたい」と落ち着き払い、同学年で今季ブレークした鈴木についても「やったことがないので楽しみでもある」と話した。

 初戦はセの本拠地での開催で、投手は打席にも立つ。打順は8番が濃厚。投打同時出場のリアル二刀流は今季8勝0敗1セーブと無敵で、8番に座った際は15イニングでわずか失点1(自責点0)。投手に比重が置きやすく、大谷が力を発揮しやすいシチュエーションでもある。相手先発のジョンソンとは6月に打者として対戦。新人だった13年以来3年ぶり2度目の死球を受けたが「(内角をえぐる)シュートを持っている投手なので」と内角攻めに遭うことも想定している。その上で「ジョンソン投手も打席に立つので、(自分と立場は)同じ」と平然と言った。

 敵地マツダスタジアムでの試合。広島ファンの熱狂的な応援で、スタンドは真っ赤に染まるが「きれいですし個人的に好きな球場。雰囲気もいいし、楽しみ」と胸を躍らせた。この日3度目の「楽しみ」だ。同球場での登板は新人時代の13年6月18日の1度だけで、初めて投打同時出場した思い出の球場でもある。

 今シリーズは自身だけでなく、今季限りでの現役引退を表明した黒田にも注目が集まる。「最後の最後で間近で見られるのはいい。ためになる」と大谷。第3戦(札幌ドーム)に先発する黒田とは「打者・大谷」として対決することになるが「まだそこまでは考えていない。まず、明日(22日)を取れるようにしたい」と気を引き締めた。「翔平にいつも言っているのは、チームを勝たせること。期待値は無限大です」と栗山監督。二刀流エースは初の大舞台でさらなる進化を遂げるはずだ。 (柳原 直之)

 ☆大谷の今季広島戦での死球 6月8日(札幌ドーム)に「3番・DH」で出場。初回の第1打席でジョンソンが投じた3球目、148キロ直球が左広背筋に直撃し、プロ1年目の13年以来、自身3年ぶり2度目の死球となった。その後も執ような内角攻めに四球、見逃し三振と打ちあぐねたが、2番手・今村に交代した7回の第4打席で右中間二塁打。17戦連続安打を記録した。

 ≪なるか歴代4位≫22歳3カ月の大谷(日)が22日先発。白星を挙げると、第1戦の勝利投手としては57年稲尾(西鉄)の20歳4カ月を筆頭に、歴代4位の年少記録になる。また、初登板に限った第1戦の最年少勝利は、81年工藤(日)の21歳0カ月。大谷はこれに次ぐ年少2位となるが、工藤は完了勝利となっており、第1戦での最年少初登板先発勝利の記録が懸かる。

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