「ジャスティス」「翔平」で名勝負だ!正義はソフトバンクに

[ 2016年10月21日 05:32 ]

プロ野球ドラフト会議

ソフトバンク の1位指名が決まり、創価大・田中(中央)はチームメートとともに「熱男!」
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 【ソフトバンク1位 田中正義 投手 創価大】1300人から歓声が上がった。最多5球団から指名された創価大・田中に笑みがこぼれたのは、ソフトバンクの工藤監督がクジを引き当てた瞬間だ。

 「素直にうれしかった。ソフトバンクは投打とも強いなというイメージ。行きたかった球団の一つです」。会見場の大ホールは報道51社143人と、立ち見の学生であふれた。異例のパブリックビューイング形式。「こんなにお客さんが集まってくれて…緊張した」。集まった学生を思わず「お客さん」と言い、爆笑を誘った。

 今ドラフト戦線は田中を中心に回った。3年春のリーグ戦で156キロを計測。昨年6月には侍ジャパン大学日本代表でNPB選抜から7者連続を含む8三振を奪い、国内だけでなく、メジャーからも注目を集めた。しかし、今年4月に右肩の違和感、7月には右太腿裏の肉離れを発症し「悔しくて情けなかった。乗り越えないと未来はないと思った」と振り返る。一時は故障を不安視する声もあったが、右肩の筋肉を鍛え直すことで復調。今秋は球速も155キロまで戻り「今は不安はない」ときっぱり言った。

 同学年の日本ハム・大谷とは同一リーグでプレーすることになる。対戦したい打者を聞かれると「日本ハムのバッター。大谷君を含め、中田選手、近藤選手」と名前を挙げた。大谷とはジムで偶然出くわしたくらいの仲だが、生中継のインタビュアーから「翔平、ジャスティス(正義の英訳)と呼び合う仲?」と問われ「どこから(話が)出てきたのか…。自分が気さくに話しかけることはできない」と苦笑い。高校時代は全くの無名で、大学で外野手から投手に本格転向したが、同大の岸雅司監督が「エンジンはベンツ級」と評するようにスケールの大きさでは負けていない。「同じ舞台で対決できるように成長したい」と日本最速165キロ腕との投げ合いも楽しみにしている。

 九州には一度も行ったことがなく、福岡のイメージはお笑いコンビの「博多華丸・大吉」を挙げた。工藤監督からテレビ画面を通じて「開幕投手を目指すくらいの気持ちで頑張ってほしい」とエールを送られた最速156キロ右腕は「ハードルが高いと思いますが、目指すくらい頑張りたい」と力強く言った。(神田 佑)

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