黒田魂継承だ!ドラ1慶大・加藤拓レジェンドとダブる気迫投球

[ 2016年10月21日 05:47 ]

プロ野球ドラフト会議

広島に1位指名され挨拶に訪れた緒方監督に、帽子をかぶせてもらう慶大・加藤拓(左)
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 「プロ野球ドラフト会議 Suppoted by リポビタンD」が20日、東京都内のホテルで開かれ、広島は慶大・加藤拓也投手(21)を1位指名した。2度の競合抽選を外したが、最速153キロを誇る剛腕獲りに成功。大卒で日米通算203勝を挙げた黒田の後継者を目指す意気込みだ。高校ビッグ4の花咲徳栄・高橋昂也投手(18)の2位指名にも成功。松田元(はじめ)オーナー(65)は「100点」と総括した。

 指名から約1時間半後の午後7時10分過ぎ。加藤拓の元に、ドラフト会場から広島の緒方監督が駆けつけてくれた。別室で5分ほど話した後、2人で記者会見。七三分けにした頭に、これから指揮官になる人からカープの赤い帽子を被せられ「ヘアスタイルが崩れるんじゃない?」と笑われた。終始ぎこちない笑顔だったが、ようやく無邪気にくしゃっと笑った。

 創価大の田中、桜美林大の佐々木千と2度、競合抽選を外した広島からの指名だったが、「ここ(1位)で指名されるとは思ってなかった。率直に嬉しいの一言」と外れの外れの1位指名にも喜んだ。

 高1の時に捕手から投手に転向した最速153キロ右腕。今秋の東大1回戦ではリーグ史上24人目のノーヒットノーランを達成し、緒方監督から「この世界で通用するのに必要な気持ちの強さがある。ボールに力強さも感じた。来年の戦力として期待している」と歓迎された。

 レジェンドに追いつき、いつかは追い越す。慶大の大久保秀昭監督から「黒田選手は引退しますけど、あの位置に近づけるようなピッチャーになってほしい」と背中を押された。「気迫を前面に押し出すし、きれいに抑えるというよりも泥臭く、昭和のにおいを感じさせるようなピッチャー」と、投球スタイルがその黒田にダブるとも言われた。

 「プロに入るにあたっては、上を目指さないといけない。(黒田は)トップクラスの選手なので“追いつけ追い越せ”というか、目指すべきところではある」。

 黒田が抜けた来季の先発枠は、今季15勝を挙げたジョンソンと16勝で最多勝の野村が確定的。まだ4枠も空いており、福井、岡田らと争う構図だ。「(黒田からは)気迫、闘争心、男気だったり、チームを愛してチームのために投げるということが自分の仕事、ということを感じさせてもらっている」。男気を引き継ぐことを誓い、連覇を目指すチームに貢献するつもりだ。

 ◆加藤 拓也(かとう・たくや)1994年(平6)12月31日生まれ、東京都出身の21歳。鷺宮小2年時に野球を始め、中野第八中時代は杉並シニアで捕手。慶応1年時に投手に転向した。エースを務めた3年夏の神奈川大会で8強入り。甲子園経験はなし。慶大では1年春にリーグ戦デビュー。今年の9月17日、東大戦でノーヒットノーランを達成した。1メートル75、90キロ。右投げ右打ち。

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