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ヤクルト隠し玉!軟式の相双リテック・菊沢 超遠回り夢舞台

プロ野球ドラフト会議

ヤクルトの帽子を被り、軟式球を手に笑顔の菊沢
Photo By スポニチ

 【ヤクルト6位 菊沢竜佑 投手 相双リテック】自分の名前が耳に飛び込んだ瞬間、28歳の表情が少しだけ緩んだ。ヤクルトに6位で指名され、同僚から祝福された菊沢は「実感はまだ湧かないけど驚きとうれしさでいっぱいです」と話した。

 軟式からの指名で異色な上に苦労人だ。秋田高から立大に進学。2年時にリーグ戦で初白星を挙げたが、右肘を痛めて3年秋にじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。卒業後の12年は一般就職で山崎製パンに入社し、1年間は社業に専念。それでも野球への未練は捨てきれず、クラブチームに所属し14年秋には巨人の入団テストを受けて合格した。指名こそなかったが「(上のレベルで)通用するのでは」と自信を持った。

 昨年は米国の独立リーグに挑戦。結果は出せなかったが「視野が広がった」と収穫を得て、今年は軟式野球にチャレンジした。専属トレーナーとのトレーニングで「力の使い方や出し方を学んだ」と言う。28歳にして、球速が5キロも増して最速は148キロになった。8月の福島県早起き野球ではMVPに輝き、相双リテックの優勝に貢献。地元では「早起き野球の星」と紹介された。

 9月の高松宮賜杯全国大会(スポニチ主催)でも準決勝でノーヒットノーランを達成するなど実績も挙げ、軟式ながらヤクルトのスカウトの目に留まった。真中監督も「140キロ後半が出ると聞いた。すぐ使えるという判断」と説明した。

 「夢の途中でくすぶっている人に1軍で投げている姿を見てもらって夢を与えたい」と菊沢。ヤンキース・田中、ドジャース・前田らと同世代の無名の28歳右腕が、夢の舞台へ足を踏み入れる。(池田 翔太郎)

 ▽軟式野球部出身の主なプロ野球選手 土橋正幸投手は都日本橋を卒業後、軟式でプレーし54年オフに東映に入団。62年にはリーグ優勝と日本一に貢献し、日本シリーズMVPを獲得した。76年には出雲市信用組合の大野豊投手(本紙評論家)が広島の入団テストを受けドラフト外で入団。通算22年で707試合に登板し148勝100敗、138セーブを挙げた。ロッテ、巨人などでプレーした河本育之投手は田布施工では軟式でプレーした。新日鉄光で硬式野球を始め、91年ドラフト2位でロッテ入りした。 指名選手一覧

[ 2016年10月21日 05:55 ]

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