ビックリドラ1 白鴎大・大山 金本監督“虎の4番になれ!”

[ 2016年10月21日 05:46 ]

プロ野球ドラフト会議

阪神に1位指名された白鴎大・大山はナインの胴上げに笑顔
Photo By スポニチ

 「プロ野球ドラフト会議 Supported by リポビタンD」が20日に東京都内ホテルで行われ、阪神は白鴎大・大山悠輔内野手(21)を1位指名した。即戦力投手の方針から一転、昨年の高山に続く2年連続での強打者獲得。指名後、金本監督は会場から新幹線に飛び乗って栃木県小山市まで挨拶に向かい、「近い将来、4番になれ」と期待を寄せた。

 衝撃の1位指名から約4時間後。大山の待つ白鴎大へ、金本監督が直々に指名あいさつに訪れた。約30分の会談後、指揮官の口からは期待の言葉が続いた。「泥まみれになって、ボールを追い掛けてほしい。近い将来、 歴史に名を残す4番を任せられるようになってほしい。野手で主軸を打てる選手を育てないといけないから」。まさかの4番指名に大山は「その言葉を力と刺激にかえたい」と、すぐさま表情を引き締め直した。

 驚きの連続だった。自らの名前がコールされると、思わず背筋を伸ばした。「何が起こったのか分からなかった。1位だなんて思っていなくて、ビックリした」。投手豊作と言われた今ドラフトで、12球団唯一となる野手での1位指名(外れ1位除く)。「寝られなかった」という前夜に、想像もできなかった結末が待っていた。

 実力は折り紙付きだ。大学ジャパンで4番を務めた右の大砲。現役時代に4番を張り続けた金本監督が惚れ込む理由もあった。大学2年の夏に右肩を脱臼しながらも、DHなどで試合に出続けたことがある。鉄人と言われた金本監督に通じる精神力。「金本さんが骨折してもヒットを打っているのを見て、プロはそれぐらい強い覚悟でやらないといけないと思った」。阪神で プロ生活をスタートさせるのは運命か。「鉄人宣言」で覚悟を胸に刻んだ。

 もちろん強烈なスイングから飛び出す打球は随一だ。指揮官は「ヤクルト山田に似ている」と、強打者の雰囲気を感じていたが、大山が目標とする選手はソフトバンクの松田。「同じ右打ちのサードでチャンスに強い。(4番は)みんながつないでくれたチャンスを返す仕事。今は4番のイメージはわかないが、いつかはそこを目指してやりたい」。4番サードは、野球の華。内野は全てこなせる器用さもあるが今季、阪神が苦しんだ三塁だけに期待も大きい。阪神で言えば掛布2軍監督。後継者の夢も膨らむ。

 大学では本格的な筋力トレーニングをしていないが1メートル81、85キロと頼もしい体だ。「やれば、もっとスピードもパワーも出てくる。より楽しみになった」と金本監督。藤浪や北條と同い年で、未来のタイガースを共に背負う逸材。その心構えもできている。「(金本監督は)練習に厳しい方だと思う。厳しさに耐えて、指導についていって、レベルアップしたい。長打力に一層磨きを掛けたい」。甲子園で大声援を受けるためにも、努力と向上心を心に誓った。(鶴崎 唯史)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2016年10月21日のニュース