中田オカン手料理で一丸 大谷ら広島の実家に招き「中田会」

[ 2016年10月21日 07:00 ]

打撃練習する中田
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 日本ハムは20日、22日に開幕する日本シリーズに向け、敵地のマツダスタジアムで全体練習を行った。地元・広島でシリーズを迎える4番の中田翔内野手(27)は19日に広島市内の実家で大谷翔平投手(22)ら後輩を招いた食事会を開催。「中田会」で一致団結し、10年ぶり3度目の日本一を目指す。

 敵地・マツダスタジアムでの全体練習初日を迎え、中田はフリー打撃で快音を響かせた。33スイングで5本の柵越え。地元・広島での日本シリーズに「いろいろな意味で気合が入る。親戚も知り合いもたくさん見に来るので、凄く気合が入るね」と闘志を燃やした。

 広島は中学まで過ごし、札幌から移動した前夜は大谷、有原、岡、谷口ら10人以上の後輩を広島市内の実家に招待。「おかん」と呼ぶ母・香織さんの手料理が振る舞われ、もつ鍋やおでん、ポテトサラダなどでもてなした。「中田会」は広島で試合がある際の恒例行事。後輩思いの4番打者は自身も初めてとなる10年ぶりの日本一に向け、「また、ここからチームが一つにならないといけないからね。リラックスした中でも、いい緊張感を持って頑張りたいね」と一致団結を誓った。

 “吉兆”を予感させるデータもある。マツダスタジアムでは通算12試合に出場し、47打数16安打、打率・340。4本塁打、15打点と相性は抜群だ。地元・広島では自然と力がみなぎる。今季はレギュラーシーズンで自身2度目の打点王(110)を獲得。ソフトバンクとのCSファイナルSではMVPを獲得するなど、短期決戦でも勝負強さを誇る。頼れる主砲は「しっかり汗もかけたし、いい練習ができた」と納得の表情を浮かべた。(柳原 直之)

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2016年10月21日のニュース