ソフトバンク3位 秀岳館・九鬼「打てる捕手」目指す

[ 2016年10月21日 05:30 ]

プロ野球ドラフト会議

>ソフトバンクの指名をうけ、喜ぶ九鬼
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 【ソフトバンク3位 九鬼隆平 秀岳館 捕手】今夏の高校日本代表で投手陣をリードしてU―18アジア選手権制覇に導いた秀岳館・九鬼はソフトバンクから3位指名を受け、「球界になかなかいない“打てる捕手”を目指したい」と力強く宣言した。

 同校の部室で指名を待っていた九鬼は「心臓が破裂するかと思った。試合の100倍ぐらい緊張した」。鍛治舎巧監督の携帯電話に第一報が入り、がっちりと握手。こわばっていた頬を緩めた。大阪出身ながら「熊本で野球をやってきた。第二の故郷。同じ九州のチームでよかった」と喜んだ。

 目標に元ヤクルトの古田敦也を掲げる。「頭が切れるし、打てる。トータルで素晴らしい捕手」と将来像を思い描く。秀岳館では1年春からベンチ入りし、3年の今年は主将としてチームを甲子園で春夏連続4強に導いた。高校通算27本塁打。「中学まで全然、打てなかったけど高校で成長できた。感謝している」。プロへの道が開けた熊本で半年前に起こった悲劇を忘れられない。「地震の被害が大きく、傷はなかなか癒えない。復興に協力できたら」と引き続きの支援を誓う。

 大学進学も考えた九鬼だが、捕手として池田(徳島)でセンバツ優勝を飾るなど甲子園に4度出場した父・義典さんの助言も受け、プロへの気持ちを固めた。親子鷹で、九鬼は小5で野球を始めた時から基本を叩き込まれた。「(プロ入りができなかった)父の夢もかなえられたかな。ここからがスタート」。本当の恩返しはプロで活躍する姿だと肝に銘じる。

 「3位指名という高い評価をいただいた。それを裏切らないよう、まずは(首脳陣に)目をつけてもらうようにやる」

 九鬼家のルーツは戦国時代に水軍を率い、大名にまで出世した九鬼嘉隆にさかのぼるという。弱肉強食の実力社会で勝ち抜いた血を受け継いだ。田中正義と黄金バッテリーと呼ばれる日が待ち遠しい。

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