阪神ドラ1候補 桜美林大・佐々木千が独占告白「甲子園で投げてみたい」

[ 2016年10月9日 08:30 ]

首都大学野球 ( 2016年10月8日    大田 )

<桜美林大・東海大>3安打完封勝利を飾った桜美林大・佐々木千
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 阪神が20日のドラフト会議で1位指名する方針を固めている桜美林大・佐々木千隼投手(22)がスポニチ本紙に独占告白し、高校時代は未踏だった甲子園球場への思いや同世代の藤浪や日本ハム・大谷への対抗心を明かした。8日は首都大学リーグの東海大戦(大田スタジアム)に先発して3安打完封の快投。年間7度の完封は東海大時代の菅野(現巨人)に並び、改めて逸材ぶりを示した。

 猛虎が“思いを寄せる”佐々木千が独占取材に応え、憧れの聖地への思いを明かした。

 「甲子園といえば、高校野球というより阪神のイメージが強い。あまり詳しくは知らないですけど、やっぱり応援が熱い印象。ずっと高校3年間で目指し続けた場所ですし、もちろん今でも投げたい気持ちはある。何万人という前で投げてみたいですね」

 日野高では高3夏の西東京大会8強が最高。甲子園球場の地を踏むことはなかった。中央球界では無名だった当時、同世代で脚光を浴びていたのが大阪桐蔭・藤浪(現阪神)や花巻東・大谷(現日本ハム)だった。 

 「藤浪くんや大谷くんは雲の上の存在。すごすぎる。自分は甲子園を経験したわけでもないので。でも、そういう投手たちと早く勝負できるような投手にはなりたい。同じ世代にも負けたくないという思いはあるし、自分の実力をプロでぶつけていきたい。なにくそ精神は強いです」

 阪神が1位指名の方針を固めた実力はやはり本物だった。今秋5度目の先発だった首都大学リーグの東海大戦では3安打完封。最速153キロには届かない147キロでもスライダー系の変化球を巧みに織り交ぜ、最少得点を見事に守り抜いた。

 「負ければリーグ自力優勝もなくなるという状況だったので、気持ちで投げた。先週良くなかったところから修正できて良かった」

 14年の1部昇格以来、チームが10戦1分け9敗だった東海大に初勝利。年間7度の完封は11年の東海大・菅野(現巨人)以来リーグ史上5人目の最多タイ記録になった。

 8球団のスカウトが視察に訪れるなど注目度は一躍上昇中。「学年を重ねるごとに走者を背負った時の投球とか、ギアの入れ方なども考えて学んできた」。腕を磨いた4年間の日々を振り返り、「とにかく自分がしっかりステップアップできれば、目標も達成できるようになる。まずは大学で、やり残しがないようにしたい」と大学生活の完全燃焼を誓った。

 ドラフト会議では1位指名の競合は必至。「そこで自分の将来が決まる訳だから意識はしています」。昨秋の高山に続いて金本監督が引き当てるのか。運命の10・20が迫る。 (久林 幸平)

 ◆佐々木 千隼(ささき・ちはや)1994年(平6)6月8日、東京都生まれの22歳。都日野高では1年夏からベンチ入りし、3年夏は西東京大会8強。桜美林大では1年時(2部)から登板。大学日本代表として今夏の日米大学野球で優勝に貢献。1メートル81、83キロ。右投げ右打ち。

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