巨人・坂本 意地の特大弾 セ初のCS4年連続アーチ

[ 2016年10月9日 05:30 ]

セ・リーグCSファーストS第1戦 ( 2016年10月8日    東京D )

<巨・D>9回2死、ソロを放つ坂本。投手・山崎康
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 今季初めて1番に入った巨人・坂本が、3点ビハインドの9回に意地を見せた。簡単に2死となったが、DeNAの守護神・山崎康から左翼3階席に運ぶ推定145メートルの特大ソロ。

 難しい内角高めの149キロ直球を完璧にさばいた。CSでの4年連続本塁打はリーグ初。CS通算本塁打数を5本に伸ばし、4本で並んでいた阿部を抜いて球団単独トップにも立った。

 「(1番は)違和感なく入れた。状況を見ながら、出塁しないといけない時は出塁のことを考えた」。初回、全力疾走で遊撃内野安打をもぎ取ると、3回も先頭で中前打。1―1の5回先頭では四球で出塁し、阿部の中前打で一時勝ち越しのホームを踏んだ。3安打猛打賞。今季はセ・リーグでは初めて遊撃手として首位打者に輝き、最高出塁率のタイトルも獲得した。9回の一発は、DeNAバッテリーに改めて嫌なイメージを残した。

 試合前には右翼の守備練習をしていた橋本到にノックを打ち、決戦前のピリピリムードを和ませる場面も。「負けてしまったので、切り替えて明日のことを考えてやりたい」。打順は変わっても、坂本が攻撃の中心であることに変わりはない。 (神田 佑)

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2016年10月9日のニュース