工藤監督、勝利呼んだポジティブ思考 2戦連続先頭被弾も「逆転できるな」

[ 2016年10月9日 17:09 ]

パ・リーグCSファーストS第2戦 ( 2016年10月9日    ヤフオクD )

<ソ・ロ>試合後、握手を交わす工藤監督(左)と伊東監督
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 ソフトバンクが2試合連続の逆転勝ちで3年連続ファイナルS進出を決めた。0―1の4回に明石の左前適時打で追いつき、5回1死三塁から本多が勝ち越しの右前適時打。先発したバンデンハークが6回1失点の力投を見せると、7回からは盤石の継投で逃げ切り勝ちを収めた。

 第1戦の千賀に続き、この日はバンデンハークがロッテ・清田に2試合連続の先頭打者本塁打を被弾。先制を許す展開となったが、工藤監督は「昨日と同じパターンだな、逆転できるなと思っていた」と前向きに捉えた。指揮官のポジティブ思考がチームに波及したのか、中盤に試合をひっくり返すと8回には今宮の2試合連続適時打で加点。「緊張する試合の中で各々の持ち味を出してくれた。うちらしい、一致団結でつなごうというのが出ていた試合」と満足顔で振り返った。

 12日からは逆転リーグ優勝を許した日本ハムと決戦に臨む。敵地・札幌ドームに乗り込む選手会長の長谷川は「行ってきます。帰ってきます。日本シリーズをやるように帰ってくるので、北の大地まで届くような熱い声援を送ってください」と決意表明。指揮官も「どうか熱い思いを札幌まで届けて下さい」とヤフオクDを埋め尽くしたファンへファイナルS突破を誓った。

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