ロッテ・チェン グラブに刻んだ「冠」 来季は最高の笑顔を

[ 2016年10月9日 09:43 ]

チェンのグラブにC、K、Yで描かれた「冠」
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 12球団ナンバーワンの「笑顔」だろう。ロッテの台湾出身左腕のチェン。一度見たら忘れられない。落合投手コーチは「彼のいいところは笑顔」と言うほどだ。

 シーズンの前半、2軍のロッテ浦和球場から帰る途中に、自転車に乗ったチェンに会った。チェンだけに?自転車のチェーンを指さし「これ壊れてますよ!」とニッコリ。私が「チェンさん、この間ジャイアンツ球場で奥さん見たよ」と言うと「怖かったですか?かわいくないですよ!」と、またニッコリ。「いや、怖くないけど…」と言うと彼は既に自転車で去っていた。せめて、お立ち台の決めぜりふ「チェンチェン(全然)大丈夫です」が聞きたかった。愛すべきキャラだ。

 そんなチェンのグラブの網に、謎の模様が。聞いてみたら、チェン・グァンユウのチェン(C)グァン(K)ユウ(Y)のアルファベットを合わせて「冠」という文字をデザインしているという。「冠」=タイトルを目指すという意味が込められている。今季は7試合で1勝1敗、防御率4・01だが、チームの先発左腕で唯一の勝利を挙げた。貴重な存在であることは確かだ。140キロ台後半のクロスファイアとキレキレのスライダー、チェンジアップ。2桁勝利する力はあると思う。

 普段「ワンピース」の漫画を読んで日本語の文字を勉強し、アニメ版でヒアリングを鍛えている。悩みは「“ワンピース”には敬語がないね」らしい。確かに敬語の勉強にはならないと思う…。「海賊王に俺はなる!」と叫ぶ主人公のように、大きな野望を抱いてほしい。来季はチームの「ワンピース」となって優勝に貢献してほしい。球界の「ベストスマイル賞」があれば間違いなく受賞すると思うが、投手のタイトル=「冠」を手にして最高の笑顔を見せてほしい。(記者コラム・渡辺 剛太)

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