東京Dが青く染まった!ラミ監督「特別な一日」攻めてCS初勝利

[ 2016年10月9日 05:34 ]

セ・リーグCSファーストS第1戦 ( 2016年10月8日    東京D )

<巨・D>6回2死一塁、筒香の逆転2ランに東京ドームの三塁側を青く埋め尽くしたDeNAファンも大喜び
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 まるでホームで戦っているような感覚だった。東京ドームは、左中間からバックネット裏までDeNAファンの「青」で染まっていた。球団初のCSで白星発進。ラミレス監督は大声援で後押ししてくれたスタンドを見上げ、感謝の思いを込めて笑顔で手を振った。

 「投手陣、内野手、外野手、そしてファンの皆さんとも一体となって戦った結果だと思う。1つ目のゲームを取れたことは本当に大きい」

 CSでも攻めの采配を貫いた。1点リードの7回無死一塁では、フルカウントで一塁走者のエリアンに盗塁のサインを出した。結果的に三振ゲッツーとなったが、リスクを恐れずに貪欲に1点を狙いにいった。

 継投も同じだ。「うちにはいいブルペン陣がいる」。尻上がりに調子を上げていた先発の井納を7回2失点、108球で交代。2番手の左腕・田中が無死二塁のピンチを招きながら2者連続三振で踏ん張ると、右の代打・相川の場面では三上にスイッチした。ここで三上は二塁へ素早いけん制。タイミングはアウトのようにも見えたが、二塁塁審が判定を下さず、これにはベンチを飛び出して猛抗議した。9回は復活した守護神・山崎康に託した。選手を信じ、ベンチからともに戦い、選手も期待に応えた。

 試合前の全体ミーティング。指揮官はこう語りかけた。「これがCSの雰囲気だ。みんなが頑張ったからこの場にいる。シーズンと変わらず戦ってくれ」。重圧を抱えている選手たちに優しく話した。自らにも「変える必要はない。変えたら選手を混乱させる」と言い聞かせた。積極的な継投も走塁もシーズンと同じ。球団初のCS進出を成し遂げた戦いを大舞台でも出すことに腐心した。

 横浜時代の98年に38年ぶりのリーグ優勝に輝いた10月8日に、CS初勝利という記念の1勝を挙げた。これで巨人戦はレギュラーシーズンから7連勝。ファイナルS進出に王手をかけたラミレス監督は「特別な一日になった。明日勝つことができれば、最善の方法で次に進める。ベストを尽くしたい」と言った。新たな歴史は勝ち星を重ねるたびに生まれる。(中村 文香)

 ≪先勝で突破率90%≫ファーストS第1戦はDeNAとソフトバンクが勝利。プレーオフとCSのファーストSで先勝した21チームのうち、19チームがファイナルSに進出。突破率は90%になる。またDeNAはCS初出場。セでCS初出場チームの初戦勝利は07年中日、09年ヤクルト、13年広島に次ぎ4チーム目(全てファーストS)。過去3チームのうち中日、広島がファイナルS進出を果たしている。

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