用具係経てコーチ就任した入来祐作氏の今 指導者に大きな充実感

[ 2015年5月9日 10:00 ]

ソフトバンクの入来3軍投手コーチ

 今季からソフトバンクの3軍投手コーチを務める入来祐作氏(42)が9日に放送されるTBS「バース・デイ」(午後5時~5時30分、関東ローカル)に出演。波乱に満ちた野球人生を振り返り、新たな挑戦への充実感を口にした。

 96年のドラフト1位で巨人に入団し、1年目から活躍。01年にはチーム最多の13勝を挙げ、オールスターにも出場。その後、日本ハムから米マイナーリーグを経て、07年に横浜(現DeNA)にテスト入団するも翌年、戦力外に。この年で現役引退を表明し、チームの打撃投手、そして用具担当を務めた。

 番組ではエリート街道を突き進んだ“光”の時代と、思うように結果が出ず、引退後も裏方に回った“影”を丹念に描写。“影”である用具係を4年間続け、今季からソフトバンクの3軍投手コーチに就任。工藤監督は「コーチとしての技術うんぬんは僕にとっては二の次で、選手と一緒になって理解しようという気持ちがあるか。野球に対しての真摯な気持ち。情熱を持っているかどうかを一番大事にしたいと思っていた」と入来コーチを抜てきした理由を語る。

 球界の表舞台と裏方、どちらも味わい尽くし、新たなスタートを切った入来コーチが今、特に気にかけている選手は北方悠誠投手(21)。11年にドラフト1位でDeNAに指名され、最速158キロをマークしながらもフォームを崩しわずか3年で戦力外に。今季から育成選手としてソフトバンクでプレーしている。

 ドラフト1位、戦力外通告。どちらも経験している入来コーチにとって、北方の不安は痛いほどわかるだけにコーチとして何とか復活させてやりたいと思っている。「今、彼苦しいでしょうから、しっかりと寄り添ってあげたい」と話す入来コーチに対し、北方も「入来さんの期待に応えられる活躍ができるように、きつい時もありますけど、がんばっていきたい」と懸命だ。

 コーチに就任して4カ月。「こうやってユニフォームを着させていただいて仕事ができているから、こういった日々がずっと送れればいいなと。今はそれが夢」。紆余(うよ)曲折を経てたどり着いた今の存在場所で、新たな輝きを見せている。

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