全米へ波及するか ジャイアンツ本拠地が噛みタバコ禁止に

[ 2015年5月9日 11:29 ]

ジャイアンツの本拠AT&Tパーク (AP)

 米カリフォルニア州サンフランシスコは8日、ジャイアンツの本拠AT&Tパークを含む市内競技場での噛みタバコ使用を禁止する法案を可決した。全米初となるこの法令は来年1月1日から施行される。

 噛みタバコの使用はマイナーリーグでは93年から完全に禁止され、メジャーリーグでも11年に結ばれた労使協定により、現在では選手、監督、コーチはインタビュー中での噛みタバコ使用は不可となっており、ファンが球場にいるときは、ユニホームのポケットなどに噛みタバコを入れて携帯することすらできないことになっている。

 法案は青少年への影響を憂慮してのものだが、最近のカリフォルニア大学の研究調査では、米国の男子高校生の15パーセント近くは噛みタバコを使用しており、その使用者は一般学生よりも運動部に所属している学生の方が多いという。

 また、噛みタバコは口腔がんのリスクが高くなることでも知られているが、昨年6月にはパドレス一筋で20年間活躍し、首位打者を8度獲得して米野球殿堂入りも果たしたトニー・グウィン氏が唾液腺がんのために54歳で夭逝。同氏は噛みタバコを長年使用していたためにがんを罹患したと伝えられている。

 大リーグ機構もこのサンフランシスコ市の法案を支持しており、「競技場での噛みタバコ禁止」という流れは今後、全米に波及する可能性もある。

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