福留 復調2打点!ミスター9月「目の前の試合を目いっぱい」

[ 2014年9月26日 10:16 ]

<D・神>1回1死二、三塁、福留は中前に2点適時打を放つ

セ・リーグ 阪神4―5DeNA

(9月25日 横浜)
 終わらない、終わらせない。怒とうの攻撃も、そしてペナントレースも―。CSのキーマンになり得る阪神・福留が、横浜の夜空に快音を響かせた。初回1死満塁からマートンの右越え2点打で先制し、なおも二、三塁で迎えた打席。先発・モスコーソが2ボールから投じてきたシュートを砕いた。前進守備の遊撃・柳田の右を抜いていく、貴重な2点打。4―0。試合の主導権を握るには十分すぎる一撃だった。

 「マートンがつないでくれたのでね。流れの中で打てて良かった。相手も立ち上がりだったし、取れたのは良かった」

 しかし、回が進むにつれてDeNAの反撃にのみ込まれてしまった。初回の4―0が、9回を迎えたときには4―5。最終回の先頭も福留。意地と執念がたっぷり詰まった打球が、左翼・筒香の頭上を襲った。相手が目測を誤ったとは言え、一時は虎党に逆転への夢を見させた二塁打。「悪いタイミングで打席に入っているわけじゃない。感覚的にはいいよ」。中堅から左方向へ飛んだ2つの白球が、猛虎が大の苦手とするCSを勝ち抜く大きなカギとなる。

 和田監督は常々「6番打者」の重要性を説いてきた。鳥谷、ゴメス、マートンのクリーンアップはシーズン通して好調を維持。ここに6番も続くことができれば、得点力はグッと上がる。背番号8が打てば打つだけ、下克上への道は確かに開けてくる。9月はこの夜のマルチ安打を加えて、計55打数18安打、打率は・327。「ミスター・セプテンバー」と化している。

 「目の前のゲームをどうやって勝つか。これ(打撃好調)を続けていければいい。目の前の試合を目いっぱいやるだけ」

 昨年のCSは、初戦を3打数無安打で終えた上、後がない第2戦では試合序盤で退いている。悔しい思いはもうしたくない。残り5試合。逆転2位はもちろん、その先の栄光も見据えながら戦うだけだ。

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