ジーター有終サヨナラ打!本拠地最終戦劇勝 黒田好投も白星消えた

[ 2014年9月26日 11:20 ]

オリオールズ戦の1回、適時二塁打を放つヤンキースのジーター(AP)

ア・リーグ ヤンキース6―5オリオールズ

(9月25日 ニューヨーク)
 ヤンキースは25日(日本時間26日)、ニューヨークのヤンキースタジアムでオリオールズと対戦し、6―5でサヨナラ勝ち。今季限りで現役を引退する主将のデレク・ジーター内野手(40)が9回に試合を決める一打を放ち、自らの本拠地最終戦を劇的な勝利で飾った。今季最後の先発となった黒田博樹投手(39)は8回3安打2失点、無四球で9三振を奪う力投を見せたが、救援が打たれて今季12勝目はならなかった。

 黒田は1回、いきなりマーカーキスに右越えの先頭打者アーチを許すと、続くデアザにも右越えソロを被弾。2者連続本塁打と不安な立ち上がりとなった。それでも後続を打ち取って2失点で終えると、2、3回は走者出しながらも無失点。4~8回は計7三振を奪うなど三者凡退に仕留め、3回途中から16人連続アウトに打ち取った。黒田は8回で降板し、チームで唯一開幕から先発ローテを守り抜いた39歳の今季の投球回は199となった。

 打線は1回、1死一塁からジーターが左中間フェンス直撃の適時二塁打を放って1点差に迫ると、相手の暴投と失策で2―2の同点に追いついた。7回にはイチローの四球、ピレラの三塁内野安打などで1死満塁とすると、ジーターのゴロを遊撃手が二塁に悪送球し、イチローら2者が生還して2点を勝ち越し。なお1死一、三塁からマキャンの犠飛で1点を加え、5―2とした。しかし9回から黒田をリリーフしたロバートソンが2発を浴びて5―5と試合は振り出しに。その裏、ヤンキースは1死二塁のチャンスを築き、ジーターがど真ん中に入った初球の変化球を捉えて右前へ適時打を放ち、サヨナラ勝ちを収めた。

 イチロー外野手(40)は「8番・右翼」で出場して3打数無安打1得点。2回は空振り三振、4回は二ゴロ、7回は四球、8回は投ゴロだった。

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