2位オリにM7点灯!“先手”実った継投策、指揮官も「立派」

[ 2014年9月26日 05:30 ]

<オ・西>8回無死一、二塁、ペーニャは左前に勝ち越しの適時打を放つ

パ・リーグ オリックス2―1西武

(9月25日 京セラD)
 ついに優勝マジックが点灯した。首位ソフトバンクではない。2位のオリックスに「7」がともった。連夜の1点差勝ちに、森脇監督は「きょうは強いゲームができた。選手はタフだった」と言った。いつも通りの冷静な口調の中にも、18年ぶりの優勝を目指すチームの地力を実感していた。

 「際どい勝負は後手を踏まない。先手を打つ」。指揮官の決断はこの日も早かった。1―1の3回、先発の松葉が1死一、三塁のピンチを招くと、中継ぎの切り札を迷わず投入した。57試合目の登板となった比嘉はスライダーを引っ掛けさせ、渡辺を注文通りの遊ゴロ併殺打に。「とにかく最少失点と思っていた。併殺はたまたま」と謙遜したが、マウンド上で右手を力強く握り締めた。

 続く4回も無失点。西武に傾きかけた流れをしっかり食い止めた。6月28日から続く無失点記録を34試合に伸ばし、豊田(元西武)の持つパ・リーグ記録に並んだ。いまだ無敗で、防御率0・51。今季40試合以上に登板した投手では、0点台は比嘉だけだ。「他人のランナーを還したこともあるし、胸を張っては言えない」と記録には無関心だが、この右腕が確かにブルペンを支えている。

 5回からはマエストリ、岸田、佐藤達と強力リリーフ陣をつぎ込んだ。すると、8回にペーニャが待望の決勝打。9回は守護神・平野佳が38セーブ目で締めた。16日からのソフトバンクとの天王山3連戦(京セラドーム)でも1勝1敗で迎えた第3戦に先発の松葉を4回で見切り、6人継投で1点差勝ちを収めた。その再現。森脇監督は救援陣の仕事ぶりを問われると「立派ですね」と短い言葉で賛辞を贈った。

 首位ソフトバンクには0・5ゲーム差に接近。マジックは点灯したものの、残りは5試合多く、27日からは札幌、千葉、仙台と4日間で3都市を回る厳しい遠征も控えている。それでもタフになったオリックス・ナインははっきり目標を見据える。この勝利で2位以上は確定したが、6勝目を挙げた佐藤達は言う。「目指すのは2位でなくて優勝」。その言葉に現実味が帯びてきた。

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