チャンスで打てていなかった李大浩V打「久しぶりに貢献できた」

[ 2014年8月30日 05:30 ]

<楽・ソ>10回2死二塁、中前に勝ち越しの適時打を放ち、ガッツポーズする李大浩

パ・リーグ ソフトバンク3-2楽天

(8月29日 コボスタ宮城)
 派手なガッツポーズが飛び出した。2―2の延長10回2死二塁。李大浩はファルケンボーグの154キロ直球を中前にはじき返した。二塁走者の今宮が生還すると、一塁ベース上で右手を荒々しく突き出した。

 「なかなか重要なところで打てていなかった。久しぶりに4番としてチームに貢献できてうれしい」

 決勝打は8日の日本ハム戦(ヤフオクドーム)以来、21日ぶり。「今ままでの試合を振り返ると、ガッツポーズはなかった。それくらい自分が打ってなかったので思わず出た」と照れた。

 移籍1年目の今季は開幕から4番に座り続け、打率・310はリーグ5位。一方で得点圏打率・235はワースト3位に沈んでいる。「得点圏打率も打点も自分が大事にしているが、足りていない」。勝負どころで打てない悔しさは自分が一番分かっている。

 ただ、開幕から不動の4番に座る重圧を首脳陣も理解している。7月下旬、藤本打撃コーチは李大浩と話し合いの時間を設け「どん詰まりでもゲッツーでもいいから恐れずに」と助言。昨季は固定できなかった4番に李大浩がどっしり座ることで、他の打者が思い切った打撃ができるのだ。

 「優勝」の2文字を追い求めて今季、オリックスから移籍。韓国ロッテで2度の3冠王に輝きながら、オリックス時代も含めプロ生活13年間で一度も優勝を味わったことがない。その主砲が殊勲の一打を放ち、2位・オリックスとのゲーム差は2・5に開いた。「一生懸命やれば、後は良いものがついてくる。1打席、1試合、全てをかけて戦う」。残り26試合。初体験の優勝に向け、全身全霊を傾ける。

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