巨人連夜の完封 内海無四球で決めた!尚成との師弟対決勝った

[ 2014年8月30日 05:30 ]

<D・巨>無四球完封勝利の内海は力強いガッツポーズで喜びを爆発させる

セ・リーグ 巨人3―0DeNA

(8月29日 横浜)
 当時を思い出すように遠くを見つめた。待ち望んでいた尚成との初の師弟対決。成長した姿を見せた巨人・内海は先輩への思いを明かした。

 「尚成さんにグアム(自主トレ)に誘ってもらっていなかったら、今の自分はあるか分からない。感謝しています」

 グリエルに3安打されたが、続くブランコを完璧に封じた。阿部、村田に連続被弾した尚成とは対照的だ。「大きく的を見るようにした」と細かい制球よりも腕を振ることを重視。直球に威力が戻り、散発5安打で2年ぶりの完封を無四球で飾った。しかも、3年ぶりの2桁10三振を奪った。

 06年から4年間、尚成のグアム自主トレに帯同。プロ2年目を終え「オフの過ごし方が分からなかった」ところに同じ左腕の先輩から声を掛けてもらった。体づくりからシーズン中の体調管理、精神面の持ち方まで。プロ野球選手のイロハを学んだ。すぐに成績に反映された。06年にチームトップの12勝を挙げ、07年に初の開幕投手を務めた。09年オフの尚成のメジャー挑戦で合同自主トレは終わったが、内海はその伝統を引き継いだ。

 「尚成さんにしていただいたことを後輩にしてあげたい」。沢村や小山、宮国らを誘った。グアムのしゃく熱の太陽の下でひたすら走り込む。「尚成さんのスパルタから、その流れでやっている」。下半身をいじめ抜いて、土台を築くスタイルは変わらない。

 今年のグアムでは内海の方から後輩たちに野球談議を持ちかけた。「僕の時は尚成さんがいろんな話をしてくれた。僕は今年まで待っていたけど、若手からはなかなか来ない。それならこっちからいこう、と」。自らの経験を説いた。実績十分の山口も加わった。シーズン佳境の今、小山は先発ローテーションの一角を担うまでになった。

 「師匠、尚成さんとの対決。何がなんでもやってやろうと思ってマウンドに上がった。その結果だと思います」。前夜の沢村に続く2戦連続の完封勝利。くしくも巨人では05年に上原と尚成が成し遂げて以来、9年ぶりとなった。連戦続きの中で、中継ぎ陣を休ませることもできた。それこそが、エースの役目だ。

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