4番セペダ 適時打デビューも…巨人4連敗、3位転落

[ 2014年5月16日 05:30 ]

<巨・ヤ>3回2死二塁、右前適時打を放つセペダ

セ・リーグ 巨人4―11ヤクルト

(5月15日 東京D)
 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)などで活躍し、巨人に新加入したキューバ出身のフレデリク・セペダ外野手(34)が15日、本拠地でのヤクルト戦で「4番・左翼」でスタメンデビュー。3回の第2打席で右前適時打を放ち、初打点をマークした。しかし、先発の大竹寛投手(30)ら投手陣が17安打を浴びて、4―11で大敗。3連戦では計48安打で27点を奪われるなど壊滅状態で、今季2度目の4連敗で3位に転落した。

 歴史的なデビュー戦を白星で飾れなかった。それでも、セペダは表情一つ変えずに前を向いた。

 「負けたけど、(チームは)闘志の塊のように感じた。4番の大役を任されて緊張した。東京ドームの歓声は後ろから背中を押してもらえたよ」

 シーズン途中加入では球団史上初となる4番デビュー。3回2死二塁の第2打席。木谷の真ん中低めの138キロ直球を振り抜いた打球は鋭く右前へ抜けた。来日初安打が適時打となり「1本打つことができてホッとしている」。5回1死二塁ではボール球を見極め四球を選び2点目につなげた。WBC3大会連続出場。大リーグのスカウトが「選球眼は世界一」と口をそろえ、国内リーグの13~14年シーズンで85試合出場で100四球を選んだ男は異国の地でも自分の野球を貫いた。

 来日からわずか4日目。時差ボケが残る中、前夜は母国の後輩、アンダーソンを伴い都内のキューバ料理店に出かけた。「日本の投手は田中投手(ヤンキース)のようにフォークをよく投げるよ」の言葉を胸に刻んだ。4月のシーズン終了後、日本球界の投手のビデオを見て配球も学んできた。時間を無駄にしない。それも今年1月の海外選手派遣解禁に伴う日本球団移籍1号の自覚があるからだ。

 投手陣が17安打11失点し3連戦で計48安打の投壊に原監督は「一人一人が現実を受け止め、次につなげることが大事。全員が痛みを感じるようなチーム状況だと思う」と言った。今季2度目の4連敗で3位転落。そんななかでも「非常に存在感があった」とセペダの可能性を感じ取っていた。

 「1試合やったことが大きい。リラックスして迎えられると思うよ」

 試合終了から1時間25分。右肩のアイシングなど入念にケアを行い、初安打の記念球を手にドームを後にした。16日からは首位・広島との3連戦。キューバの主砲の挑戦が始まった。

 ≪来日初試合で4番は初≫新外国人のセペダ(巨)がチーム80人目の先発4番でデビュー。入団初試合で座ったのは94年落合、97年清原、06年李スンヨプに次ぎ4人目(初年度を除く)。ただし、過去の3人はいずれも他球団から移籍し、開幕戦に先発出場したもの。これまで来日1年目の外国人では83年スミスのチーム5試合目が最速。来日初試合で4番はセペダが初めてだ。3回の2打席目では適時安打。巨人で新外国人が初4番で打点を挙げたのは4月26日広島戦のアンダーソン(4打点)に次いで5人目。

 ≪11年ぶりヤクルトに連続2桁失点≫巨人は4―11でヤクルトに大敗。前日も3―10で敗れており2試合連続の2桁失点。巨人がヤクルト戦で2試合連続10失点以上は03年6月11日●11―19、12日●2―10と喫して以来11年ぶりの屈辱だ。今季の巨人はヤクルト戦9試合の総失点が球団別ワーストの61点。防御率も他4球団は全て3点台なのに、ヤクルト戦は6・55と投手陣が打ち込まれるケースが目立つ。

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