松田 キングに1差12号 好調秘けつはエレキバン

[ 2014年5月16日 05:30 ]

<ロ・ソ>5回2死、今季12号となる左越えソロを放つ松田

パ・リーグ ソフトバンク7―1ロッテ

(5月15日 QVC)
 キングが見えてきた。4点リードの5回2死だ。ソフトバンク・松田は南の真ん中へ抜けた129キロフォークを左翼席へ叩き込んだ。今季、敵地で10本目となるダメ押しの12号ソロ。ここ4試合では3発だ。コボスタ宮城の楽天―オリックスは降雨ノーゲーム。トップを争うジョーンズ、ペーニャの「14号」が幻となり、1差に接近した。

 「自分はホームラン打者じゃない。ヒットの延長がホームランになればいいと思っている。ただ、気分はいいですよ」

 強烈なライナーを生み出す両腕には今季、丸形のばんそうこうが貼られている。エレキバン打法だ。有名な磁気ばんそうこうを二の腕に1つずつ貼り、プレーする。「ポン(本多)が、“これやると腕が楽になる”と言うからやった」。試合だけではなく、練習や就寝などの日常生活も着けたまま。常時身につけることで筋肉の凝りをほぐす。開幕1カ月が経過し、疲れの出る5月にも力強いスイングを保てる一因だ。

 選手会長に就任し、周囲への気配りも目立つ。初回、自身のタイムリーなどで4点をもぎ取った。その裏、今季初登板の岩崎に耳打ちした。「思い切り行け。自分で全部(9回)行くくらいじゃなきゃ、ダメだ」。守りに入りたくなる弱気の虫を駆除する言葉で励まし、貴重なダメ押しとなる一発には「点差がある方が投手は楽に投げられる。(僅差は)考えることが多くなってしまう」。17日に31歳となる背番号5は、チームの精神的柱としても成長してきた。

 30打点はリーグ2位で、打率・338も5位。この勝負強い男が6番に座っている。首位を快走するチームの強さは底知れない。

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