新井は味方殺し!? 能見&藤浪討ち、呉昇桓からは特大2ラン

[ 2014年2月21日 07:58 ]

紅白戦の6回裏2死一塁、呉昇桓(左)から中越えに2点本塁打を放つ新井

阪神紅白戦 紅組10―3白組

(2月20日 宜野座)
 阪神の紅白戦では多くの役者が登場する中、主役を張ったのは新井だった。能見、藤浪からそれぞれ安打を放ち迎えた第3打席。新助っ人・呉昇桓の投球が注目される中、韓国のセーブ王を、ものの見事に粉砕した。

 「体が反応した感じ。ボールを見て合わせるというか、バットを振って行こうと思った」

 味方とはいえ全力で立ち向かった結果だった。6回2死一塁、初球ストレートを空振り、続く2球目はボールを見極めた。カウント1ボール1ストライクからの3球目。やや外角よりのスライダーを完璧に捕らえ左中間スタンドに豪快な“今季1号”をたたき込んだ。

 「本塁打はたまたま。(WBC時の)記憶はない。ただ、(きょう対戦して呉昇桓は)力強いし、いい投手だと思った」

 06年には日本代表メンバーとして第1回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場。韓国代表の呉昇桓とも対戦し空振り三振に倒れていた。屈辱の経験から時は流れて今季からはチームメートとなった。新守護神として期待される助っ人にリベンジを果たし、日本球界の厳しさを教えた。

 この日は、初回2死三塁で能見から中前に適時打し「味方殺し!」と称賛!?され、続く4回には藤浪から右前打を記録するなど、一線級の投手から3安打3打点と最高のアピールをした。

 今季は一塁手のレギュラー最有力候補であるゴメスが加入し、新井のポジションは保証されていない。「ポジションを与えられない立場。今までのようにのんびり調整ということはない。原点に返ってやる」。G砲から一塁を奪い獲るためには結果あるのみ。自らを“補欠”と呼ぶかつての本塁打王が助っ人大砲にバット一本で立ち向かう。

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