大竹 巨人初陣で実力 キレキレシュートで2回無失点「僕の持ち味」

[ 2014年2月21日 07:49 ]

<巨人VS韓国・LG>2回を無失点に抑えた大竹

練習試合 巨人3―2韓国・LG

(2月20日 沖縄セルラー)
 巨人の大竹寛投手(30)が20日、韓国・LGとの練習試合(沖縄セルラー)に先発。宝刀のシュートを駆使し、2回2安打無失点と好投した。昨秋に国内FA権を行使して広島から移籍した右腕が、巨人デビュー戦で持ち味を存分に発揮。開幕ローテーション入りが確実視される中で、あらためて存在感を示した。

 シーズン同様の切れ味だった。2回無死一塁。大竹は2ストライクから5番・鄭成勲(チョンソンフン)の懐をシュートで鋭くえぐった。06年のWBC韓国代表を詰まらせ、狙った通りの遊ゴロ併殺打。対外試合初登板でいきなり宝刀が威力を発揮した。

 「僕の持ち味。そこ(内角)をしっかり突こうと思っていたし、シュートで取れたのは収穫」

 初回にもシュートで2度の空振りを奪った。「ファーストストライクをもう少し取りたかった」と打者7人中、ファウルも含めて初球ストライクが4度だったことを悔やんだが、この日の全29球中、26球が真ん中から低めに制球されたもの。内角と低めをしっかり突いた結果、2回2安打無失点。長打は許さなかった。

 「良かったことは、この時期に打者相手に投げることができたこと」。10年に発症した右肩違和感に悩まされ、過去4年はスロー調整を強いられた。昨年の対外試合初登板は3月14日の巨人戦(マツダ)。「年月がたって肩も良くなってきている」と今年は完調に近いこともあり約3週間も早い実戦登板を果たした。

 新天地でのキャンプもハイペース調整を後押ししている。昨オフ、巨人にFA移籍。球界の盟主の一員となり、これまでとはまた違った期待と責任感を背負う。デビュー戦となったこの日も、練習試合にもかかわらず「試合前に緊張が高まってきました」という。ブルペンでは内海や杉内、菅野らが連日のように投げ込んでいる。「焦りはないですが、目には入ります」。環境の変化が原動力につながっている。

 次戦は「緩急をもっと使うようにしたい」と具体的なテーマを掲げた。開幕ローテーション入りが確実な大竹が、初戦でその実力を証明してみせた。

 ▼巨人・川口投手総合コーチ この時期にこれだけの投球ができた。持ち味も出ていた。私はそう(開幕ローテーション投手)思っている。

 ▼巨人・セドン(昨季は韓国・SKで最多勝も2回2失点)いろんな球を試したい気持ちもあったが、自分を知っている彼らを抑えないといけなかった。

 ≪他球団も警戒「1カ月早い」≫練習試合を偵察した他球団の「007」が、大竹に対する警戒心を強めた。阪神・太田貴スコアラーは「順調でしょう。あのクラスの投手ならそれだけで十分だと思う」と仕上がりの早さにうなった。またヤクルト・衣川篤史スコアラーは「(仕上がりが)1カ月ぐらい早いと思う。腕が振れているのにびっくりした。シュートが生命線の投手。ゴロを打たせていたので順調だと思った」と分析した。

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