呉昇桓“霧吹きトレ”で「石直球」松田、山本に伝授

[ 2014年2月3日 07:25 ]

霧吹きでキミも「石直球」が!山本(左)と松田(右)に霧吹きトレを伝授した呉昇桓

 阪神の新守護神に期待される呉昇桓投手(31=サムスン)が2日、平均150キロを計測する重い「石直球」を生んだトレーニング法を若虎に伝授した。市販の霧吹きを使って腕や肩を鍛える方法で、速球派の松田遼馬投手(19)、ドラフト5位の山本翔也投手(25=王子)に身ぶり手ぶりでレクチャー。南国・沖縄で「石仏塾」が開校した。

 シュッ、シュッ、シュッ…、霧もつもれば“石”となる!? 呉昇桓が衝撃かつ、ユニークなトレーニング方法を若手に明かし、その場で伝授していたことが判明した。

 「自分が教えることはない。トレーニングとか野球の話ですよ。ちょっと気になったこととかを、お互いに聞きながら話した。具体的な話し合いでもなかったです」

 本人は明かすことはなかったが、内幕はこうだ。サブグラウンドで投手陣に課せられた強化ランニングを終えた右腕の周りに、同メニューを終えたばかりの3年目・松田、5位新人・山本が駆け寄った。土屋トレーナーも交えて、数分間談笑すると、背番号22はグラウンドの去り際、右手の人さし指、中指を動かして銃を撃つようなしぐさを見せて、笑顔で2人に何かを伝えた。

 呉昇桓は、肘の故障に苦しんだサムスン時代の09年から霧吹きを使ったトレーニングを始めたといい、容器いっぱいに入った水が完全に無くなるまで吹き続けることをひたすら繰り返した。グラウンドで見せたジェスチャーは、まさに霧吹き。若手に対しては「教えることはないが、自分の持っているものは全部話してあげたい」と助言する姿勢を示してきた男らしく、出し惜しみすることなく独自の練習法を明かしたのだ。

 後輩2人に披露したのも、自信を持ってオススメできるからだ。今キャンプ中も自室で、霧吹きを手に、体をいじめ抜いてきている。地味ながら疲労は絶大。指、腕、肩と投手に必要不可欠な部位を効果的に鍛えられる“霧吹きトレ”が、平均150キロを計測する「石直球」の礎を築いたと言っていい。今後、チーム内に浸透することも考えられ「霧吹き」が若手選手の必需品となる可能性も出てきそうだ。

 キャンプ2日目を終えた呉昇桓は最後まで“石仏塾”について詳細を明かすことはなかったものの今後、直球の握りなどを聞かれた時には「選手が選手を教えることはないが、聞かれたことは全部話そうと思っている」と門戸は開けておくという。韓国球界を席巻した「石仏」が着実に若虎を刺激し始めている。

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