マートン フォーム改造せず“HR量産”も封印

[ 2014年2月3日 07:30 ]

ティー打撃をするマートン

 阪神のマートンが不動心を強調した。新打法に取り組んできた昨春までとは対照的に今春は昨季型の継続を宣言。以前は抱いた本塁打量産の野望を封印し、安打量産の打撃に徹する意志をにじませた。

 昨年までのキャンプは試行錯誤の場だった。来日1年目は未知の日本野球への適応に苦心。2年目の春は本塁打増を掲げて左足を高く上げる打撃フォームに取り組んだ。3年目も左足の上げ幅を模索し、4年目の昨春は一転して小さく構える打法に回帰。日本で迎える5度目の春は違った。

 「いまのところ新しくトライすることはない。去年と同じように今やっていることを続けていきたい。もちろん、いいものがあればトライするけど、いまは毎日やっていることを続ける」

 初日から2日連続でランチ特打に登場。57スイングでは巧打の中に9本のサク越えを織り交ぜ、0発だった前日から調整を進めた。「きょうは少し力強くということを意識した。最初の試合に向けて上げていきたい」。2日目ながら良好な感触が両手に残った。迷いはない。3度の最多安打を誇る助っ人は「体の準備ができれば、すぐにでも試合に出たい」と早期の実戦出場にも意欲的だった。

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2014年2月3日のニュース