松井臨時コーチの打撃投手に感激 坂本応えた12発

[ 2014年2月3日 05:30 ]

フリー打撃で快音を響かせる坂本(打撃投手・松井臨時コーチ) 

 これでもか、とばかりに巨人・坂本は振り切った。目の前には松井臨時コーチ。居残り特打で実現した、偉大な打撃投手との対戦。気温22度の好天に恵まれ、前日を上回る1万9000人のファンで埋まったサンマリン宮崎が沸いた。こん身の105回のフルスイングで、12発もの柵越えを放った。

 「松井さんに投げてもらい感謝の気持ちでいっぱい。一振りずつ、いい打撃をしようと思った」

 坂本は昨年まではテーマであった右打ちを徹底。キャンプ中のフリー打撃では柵越えはほとんどなかった。それが、本能のまま打球の半分以上を得意の「引っ張り」で左方向へ集めた。

 昨季は打率・265、12本塁打、54打点と不本意な数字に終わった。今オフ、チームは二遊間を守れる井端、片岡を補強。4年連続全試合出場の不動の遊撃手だったが、「打てなければ外される」と今キャンプを「競争」と位置付けている。

 亀井に投げた前日に続き、連投の松井コーチは「今の段階では十分すぎるほど。少なくとも打撃練習では穴を見つけるのは難しい。どこでも芯に当てていた」と絶賛。08年、松井コーチ以来14年ぶりに10代で開幕スタメンを果たしたのが坂本だった。チームの看板を背負う、高卒生え抜きの後継者との2人だけの空間。「(内角を)腕をうまく畳んで打つ。僕は何も心配していない」と復活に太鼓判を押した。

 原監督も「彼の中で新しいページが加われば一番いい。(松井コーチと)一緒に汗をかいたことは、いいものとして残ると思う」と「ゴジラ効果」を口にした。グラウンドに立つだけで、選手の目の色を変える松井コーチの存在感。坂本は「いい感じで振っているよ、と言っていただいた。シーズンでも、いいスイングをできるようにしたい」と大先輩の熱投に固く誓った。

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