大瀬良ブルペン投球にオーナーご機嫌「優勝できそうな気持ち」

[ 2014年2月3日 05:30 ]

野村監督(左)の見つめる前でブルペンで熱の入ったピッチングをする大瀬良

 広島のドラフト1位・大瀬良大地投手(22)が2日、春季キャンプで初めてブルペンに入った。捕手・白浜を座らせ、カーブ3球を含む31球の投球練習。視察した阪神、中日の007はともにその制球力に着目し、警戒感を隠さなかった。午後のランニングでは“ヒヤリ”とする奇禍に見舞われたが、即戦力右腕は問題なしと強調。徐々に調整ペースを上げる構えだ。

 飛ばし過ぎを配慮され、初日は止められた新人のブルペン投球が、本人らの意向を尊重する形で2日目にして解禁された。中でも熱視線を集めたのは、ドラフト1位・大瀬良のそれ。松田オーナーや野村監督が見守る中、右腕の投球は白浜のミットを小気味よく叩いた。

 「遊びで投げたカーブは抜け球もあったけど、ストレート自体はよかった。体の開き、リリースのみ力を入れる…2点を意識して投げました」

 白浜の後方には審判が陣取り、ストライクボールを判定。大瀬良にとっては初体験で、アマチュアとプロのゾーンの違いを確認しつつ投げた。その中で、力みから序盤にバラけた制球をラスト10球で意識して修正。それもこれも、右腕の非凡な才能のなせるワザだ。

 「内外角がどれだけ違うか、そこはしっかり確認できた。ボール半個か1個分、狭くなる感じ。聞いていた通りですね」

 初ブルペンで、この余裕。視察に訪れていた阪神、中日の007は衝撃を隠さなかった。「上背があり、フォームにバラつきがない。制球に苦しむ投手じゃない」と竜の筒井スコアラー。虎の御子柴スコアラーも「初めて見たけど、さすがドラフト1位。角度と切れがあり、制球もいい。大崩れしないと思う」とし、警戒感を強めていた。

 即戦力の前評判に違わぬ初お披露目。午後のランニング練習では、しかし、そんな黄金ルーキーが奇禍に見舞われた。前田健との200メートル走の最中、右ふくらはぎに異変を感じ取り、以降の100メートル走をキャンセル。大事を取り、練習自体を少し早めに切り上げた。

 「(右足が)つりかけたので、(トレーナーが)“きょうはもう止めておけ”と。今はもう何ともない。大丈夫です」

 自身のアクシデントを一笑に付した。開幕ローテーション入りが期待される右腕だけに、故障発生ならチームにとっても一大事だが、幸いにも、ヒヤリとした…という程度で済みそうだ。

 「これからは球数を増やし、変化球の精度も上げていきたい。実戦(登板)はまだ未定ですが、そこに向けて(状態を)上げていきたい」

 厳しく、時に慎重に、自らの心技体を鍛え上げていく。視界は明るく開けている。

 ▼広島松田オーナー(日南入りし、ブルペンで新人らの投球練習を視察し)すごく豊かな気持ちになったよ。新人の3人は使えそう。いいドラフトだったと思う。伸びると感じる選手もいた。(巨人から移籍した)一岡も、ブルペンで投げるボールを試合で投げたら戦力になると思う。(視察)初日だけど、優勝できそうな気持ちになってきた(笑い)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2014年2月3日のニュース