聖光学院が5年ぶりに負けた…県内連勝95でストップ

[ 2013年9月21日 06:00 ]

聖光打線を8安打1失点に封じた日大東北のエース大和田

秋季高校野球福島大会準決勝 聖光学院1―5日大東北

(9月20日 開成山)
 あの聖光が負けた。08年夏の福島大会2回戦・あさか開成戦(○3―2)から5年以上続いていた県内連勝記録が、95で止まった。日大東北の校歌を聞きながら、聖光ナインは号泣。試合後のベンチ裏では、泣き崩れてしばらく立ち上がれなかった。斎藤智也監督(50)は「完敗ですね。負けを覚悟していた。力通りの結果」と潔かった。連勝記録については「(連勝を)ちょっとだけ励みにしていたので、3桁はいきたかった」と苦笑しながらも「歴史の積み重ねが選手たちの背中に乗っかっている。そういうことから解放されてよい」と前を向いた。

 今夏の決勝でも苦しめられた日大東北の最速145キロ右腕・大和田啓亮(2年)を打ち崩せなかった。この日も最速143キロをマークした速球を捉えられず、3回まで無安打。初回と6回にはいずれも1死満塁の好機をつくったが、あと一本が出ず無得点に終わった。指揮官は「うちは剛腕がいないので、速球の実戦経験がなかった」と話す。前チームから140キロ以上の直球を投げる投手がいないため、速球対策が十分にできなかった。

 100連勝の大台を目前にして記録は止まったが、95連勝はとてつもない数字だ。県内2位の連勝記録は、学法石川の42。倍以上の連勝を重ねてきた。夏の甲子園7年連続出場と、5季連続の甲子園出場は、いずれも東北最多。連勝記録とともに全国の知名度も上がり、「福島に聖光あり」を知らしめた。

 8連覇は消えたが、東北大会への望みが絶たれたわけではない。22日の3位決定戦で会津工を破れば、8年連続14度目の出場が決まる。来春のセンバツを目指す戦いは終わっていない。斎藤監督は「気持ちを切り替えて、なんとか東北切符をつかませてあげたい」。伊三木駿主将(2年)は「負けて気づいても遅いけど、一人一人に気持ちの弱さがあった。この負けを生かしていきたい」と言葉を絞り出した。次の1勝から、聖光の新たな歩みが始まる。

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