統一球「加藤」刻印 日本シリーズでは消える?

[ 2013年9月21日 06:00 ]

任期途中での辞任を表明した加藤コミッショナー

 統一球の無断変更に伴う加藤良三コミッショナー(72)の突然の辞任表明の波紋が、球界全体に広がっている。日本野球機構(NPB)は20日、加藤氏が出席予定だった24日の「プロ野球ドラフト会議 Supported by リポビタンD」の開催要項発表会見の中止を発表した。同会見は今年から新スポンサーとなった大正製薬の華々しいお披露目の場となるはずだったが、NPB、大正製薬ともに「もろもろの事情」と会見中止の理由を説明。「スポンサー契約に変更はない」としたが、加藤氏の突然の辞任表明が大きな影響を与えたことは明らかだ。

 さらに加藤氏の肝いりで導入された統一球から、同氏の名前が消えることになる。同氏は退任時期を「レギュラーシーズン終了まで」としている。本来、10月26日開幕の日本シリーズでは、レギュラーシーズン同様に加藤コミッショナーの名前が刻印されたボールを使う予定だったが、関係者は「それまでに退任していれば、名前は消すことになる」と話した。加藤氏が辞任の引き金となった統一球とともに、球界を去るのは何とも皮肉な結果だ。

 今後も10月5日のファーム日本選手権(宮崎)、同24日のドラフト会議(東京)など、NPB主催の重要イベントは続く。オーナー会議では、コミッショナー顧問を務める弁護士の熊崎勝彦氏が代行を務める案も出たが、決定には至らなかった。王氏を中心に人選を急いでいる後任選びが難航すれば、さらなる混乱は避けられない。

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