ダル家族の絆13勝 前日に両親出会った大学見学

[ 2013年9月21日 06:00 ]

レイズ戦に先発し、5回を5安打2失点で13勝目を挙げたレンジャーズのダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ8―2レイズ

(9月19日 セントピーターズバーグ)
 レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)が19日(日本時間20日)、レイズ戦に先発し、5回を5安打2失点で、13勝目(9敗)を挙げた。メジャー自己ワーストタイの7四死球と制球に苦しみ109球を要しながらも、8月12日以来となる白星。し烈を極めるワイルドカード争いで、レイズと並んで再び首位に立った。

 苦しかった。ただ、エースとしてのプライドがあった。6―2の4回1死一、二塁。ダルビッシュは2ボールからエスコバルを92マイル(約148キロ)の直球で遊ゴロ併殺に封じるとグラブをポンと叩いた。

  「全部(の球種を)あまりコントロールできていなかった。ただ、マインドを変えて何とかこの状況でも勝ってみせるという気持ちになった」

 初回は40球を要し、押し出しを含む4四死球で2失点。苦しい立ち上がりだったが、この日は打線が4回までに6点の援護。今季は0―1ですでに4度の敗戦投手となっている右腕だが、「きょうみたいな試合もあるし、取れない試合ももちろんある」と感謝の気持ちは変わらない。

 ナインとの絆と同様、1カ月以上勝てない間も、家族を支え、支えられてきた。今月8日には弟・翔(24)が「THE OUTSIDER」で本格格闘家デビュー。自身が契約している栄養食品会社を通じてサポートし、フェイスブックでは愛のある「ダメ出し」をしているという。また、前日には母・郁代さん(55)が大学時代に短期留学し、当時在学していた父・ファルサさん(52)と出会ったセントピーターズバーグのエカード大を、郁代さんとともに初めて見学。ダルビッシュ家の原点に触れた。

 負ければワイルドカード争いで3位に転落する苦境で、白星をもぎ取った。内容ではない、勝ったことに意味がある。だからこそ5回降板にも、ロン・ワシントン監督も「彼はやらなきゃいけない試合でやったんだ」と賛辞を贈り、ダルビッシュも「何より勝ったことが一番良かった」と最後に少しだけ表情を和らげた。

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