矢沢２安打完封！柳井学園「２人エース」で初舞台へ

山口大会決勝 柳井学園１－０桜ケ丘

（7月27日 山口県西京）
　柳井学園を春夏通じて初の甲子園に導いたのは、背番号１０の２年生・矢沢だった。１―０の９回２死二塁、最後は４番・北台をフォークで空振り三振。２安打完封勝利に「これで自分の役目を果たせた。あとは中尾さんに渡します」と笑った。

　５月下旬にエースの中尾が右肘を痛め、今大会は登板なし。そんな中、マウンドを任された右腕は６試合を一人で投げ抜き、５２回でわずか２失点の快投を演じた。９回に伝令役としてマウンドに走った中尾は「矢沢を信頼していました。甲子園では絶対に投げます」と復活を誓った。就任５年目の秋本篤志監督は「調子のいい方を使いたい」と２人の「エース」に信頼を置いた。